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    icn#27 No.26
    創立120周年記念臨時号

    (1993.7.20)


      ●INDEX

      創立120周年記念式典と記念行事のご案内
      ・10月30日に記念式典
      ・あゝ 感動の一瞬!! 野口藤三郎(53期)

      【特集】六稜クラブ活動小史(掲載順)
      ・自治会の歴史
      ・野球部
      ・ソフトボール部
      ・剣道部
      ・バレーボール部
      ・陸上競技部
      ・ダンス部
      ・山岳部
      ・美術部
      ・テニス部
      ・化学研究部
      ・物理研究部
      ・応援団
      ・地学研究部
      ・ハンドボール部
      ・漫画研究同好会
      ・演劇部
      ・園芸部
      ・ESS部
      ・ラグビー部
      ・弁論部
      ・合気道部
      ・器械体操部
      ・生物研究部
      ・卓球部
      ・HI-Y部(聖書研究会)
      ・柔道部
      ・映画研究部
      ・音楽部(オーケストラ部/コーラス部)
      ・放送部
      ・新聞部
      ・グライダー部
      ・サッカー部
      ・バスケットボール部
      ・社会科学研究会
      ・囲碁・将棋部
      ・水泳部
      ・書道部
      ・バドミントン部
      ・文芸部
      ・写真部

      ●編集後記


       母校創立120周年にあたって、「六稜クラブ活動」の歴史を纏め、会報臨時号を特集しようとの話が決まった。120周年記念事業委員会の中の広報委員会は、スタッフ20名で各クラブの歴史をたどった。しかし、時間の制約もあり充分な調査ができず、また、会報誌面の制約もあって、写真も含めてすべてを掲載できなかったことは心残りである。

       限られた調査ではあったが、六稜120年の重みはひしひしと感じられた。開学期の先輩の活動は、明治・大正の近代国家勃興期の意気込みが伝わって来るし、大戦中の重苦しい時代にも、自由を求めたクラブ活動の息吹きがある。また、大戦後、運動部がいちはやく北野の名を上げるのと同じく自治会、新聞、文芸、社研、演劇などが解放を謳歌するさまも感動的であった。

       百花繚乱のクラブ時代の後、今の北野はどうだろう。
       120周年にあたり、北野のクラブ活動を卒業生として考えてみるのも無意味ではない。

       北野の図書館には開学以来の貴重な資料文献、寄贈図書など8万冊があるという。
       120周年を機に、これらの資料を整理・保存管理する六稜史料館の構想がある。今回の六稜クラブ活動史を編集するにあたって、各クラブの貴重な資料も是非この構想の中に組み込めればと考えている。

       今回とり上げた40団体の他にも、漕艇部、射撃部などの歴史的なもの、文化関係では図書部、地歴班など、最近では鉄道研究、料理研究、フォーク音楽などの同好会もあったが、割愛せざるを得なかった。お許しを乞う。また、記録には思い違い、伝聞の不充分も多いと思われる。これを機に歴史の誤りが正されて行くことを期待したい。120周年記念事業の成功を祈りつつ。(M.K.)


    原典●『六稜會報』No.26