六稜会報Online No.26(1993.7.20)
【特集】六稜クラブ活動小史
ダンス部
昭和31年に泉和子さん(69期、旧神野)らが創部、33年の六稜75周年記念文化祭で、「舞踊の歴史」を公演したのが自慢だ。一時期、部員不足の悩みはあったものの、昭和38年には、現代社会の新旧の対立をモチーフにした創作舞踊「新旧の闘争」を発表している。
その後、週2回程度の練習や、他校での講習会参加が主だった。しかし昭和53年度の3年生を最後に休部となり、翌年廃部せざるを得なくなった。
ダンス部は女子のみの部で、舞踊の研究と実践で、バレーやオペラ、ミュージカル、社交ダンスなどとは異なっていたので、文化部ではなく、運動部に所属していた。
最近新体操が脚光を浴びているが、そのような競技でもなく、純粋に舞踊(洋舞)を追及していくだけに昨今の若者にとって物足りなかったのか。20年で部の幕を閉じたのは惜しい。
原典●『六稜會報』No.26 p.10