手塚治虫氏を目指して腕磨く
「大先輩に手塚治虫氏がいることもあって、『華やか』で、『優しい』画風の会員は少く、壮大な劇画づくりを目指している人が多かった。当時の漫研には『巡回ノート』なるものがあり、自分のイラストや、ねたを書いて次にまわすというものでなかなかお会いできない先輩方のイラストに触れられる貴重なノートだった」(元井康賀さん(95期))。
昭和60年には、篠塚勉氏(99期)が第1回広島国際アニメフェスティバルに「風」を出品、36ケ国451点の中から選ばれデビュー賞を受賞した。この快挙及びその他の活動に対して、第1回六稜文化活動振興賞が授与されている。
活動の発表場所として、オフセット年誌『逢魔が時』。コピー誌として、『STAY FREE』『天真爛漫』『破天荒』などがある上に、文化祭では、イラストの発表が大仕事である。
OB会を組織しているわけではないが、川北諭氏(105期)が連絡係として、こまめに世話をしている。