活発なOB会、部誌『ルーペ』発刊45周年
しかし広岡仁夫氏(61期)になるとペニシリンの培養で専門医をおどろかせたり、木船悌嗣氏(63期)のころには、文化祭で「にわとりの卵の裸培養」を発表、高校生ばなれの研究と朝日新聞にとり上げられたりし、その活動は内外に注目される。この伝統は、その後も続き、現在の生物研究部の「淀川の水鳥の研究」にまで続く。
六稜文化活動振興賞には毎年候補として名が上り、第1回の個人賞に八木剛氏(99期)が「大阪市西淀川の珍しい昆虫二種」と「スズメノヒエ類の病害に関する研究」が受賞しており、その后も「淀川の水鳥の研究」に助成金が出ている。又、部誌『ルーペ』は昭和23年発刊。その後、途絶えることなく今年発刊45周年を迎える。
この生物研究部はOB会がしっかりしており、八木氏(60期)、木船氏(63期)を中心に、OB会では60人以上が集り、現役を招待し、かつ援助もしている。今年は北野創立120周年に合わせてルーペ発刊45周年記念号を出そうと世話人の荒川良氏(85期)を中心に企画が練られている。