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    icn#27 No.27
    創立120周年記念特集号

    (1994.5.20)

    表紙:創立120周年記念音楽会
       オール北野オーケストラ&合唱団
    指揮:豊島和史(81期)
    撮影:関野修(58期)


      ●INDEX

      第九演奏から六稜会展まで 創立120年式典成功裡に

      【記念講演】 気楽に過ごせた北野〜軟弱非国民少年の典型
       森 毅(58期/京都大学名誉教授)

      【校内展示】北野120年展〜史料と作品

      【記念音楽会】高らかに響く『第九』

      【記念映像】映像で綴る■わが北野120年の風景

      【式典フィナーレ】応援団、吹奏楽同好会と競演

      【記念祝賀会】ひろがる120周年の交歓の輪

      記念式典ご苦労さん
      ・総合プロデューサー 西村一男氏(60期)
      ・120周年の舞台裏 鎌田俊一(81期)
      ・120周年の立役者 谷 卓司君(98期)

      【記念CD】森繁ブシで聴く「北野のうた」

      【記念誌】『北野百二十年』刊行

      【校外展示】4,000人が熱い視線 六稜会展

      会計報告ほか
      ・北野高等学校国際交流基金の創設 肥塚敏彰(72期)
      ・記念募金・名簿広告への御礼 緒方正美(53期)
      ・決算報告


      名誉会長就任に当たって
      責任の重さを痛感 山崎浩和(名誉会長・学校長)

      東京六稜会第36回総会報告 飯田 裕(74期)

      119回総会卓話
      校歌からみた大阪の町 脇田 修(62期)

      訃報
      鴻池藤一同窓会長逝く

      母校の窓
      職員移動、大会等出場激励金、文化活動振興賞、文化活動助成金

      クラブだより

      ●編集後記


       北野の祝典、120周年記念行事は幕を閉じた。2年以上の間、この準備に追われた実行委員各位にとっては、それぞれの持場で御苦労も多かったことと思う。心からの謝意を表したい。この実行委員会の中にあって、広報委員会は、昨年7月発行した120周年記念臨時号をはじめとして、この記念周年の行事の盛上げのためのお手伝いをしてきた。特に、募金1億円達成のために、あらゆる機会を捉えて訴えてきたつもりである。残念ながら金額的には目標に達しなかったものゝ、5900余名の御賛同を得られたことは、100周年のときが4200余名であったことを考えればまず満足すべきかも知れない。

       今回の目玉ともいうべき「第九」もまさに圧巻であったし、六稜会展、記念誌・CDなどもそれぞれ立派な事業として会員に深い感銘をあたえた。
       しかし、一面では今回は学校行事としての側面をとり入れたために学校側には思いの外の御苦労をかけすぎたという反省もあろう。

       検討すべき問題はいろいろ残したものゝ、オール北野の結集でまず意義のある120周年を終えたことを喜びたい。そして、これを機に、国際交流基金の充実、史料館併設の六稜会館の完成など広く学校・同窓会が相携えられる施設機構も同窓会として考えて行かねばならない。校舎の改築問題も含めて、六稜同窓会の行手には問題が山積している。120周年の広報委員会はこの号の発刊をもって解散となる。各位の御協力に厚く御礼を申上げるとともに新しい次の一歩を踏み出す六稜同窓会のさらなる発展を心から祈りたいと思う。(M.K.)


    原典●『六稜會報』No.27