120周年祝賀パーティーの舞台はロイヤルホテルの光彬の間。
主役は約1,000名の恩師・OB・関係者。開幕前から熱気の渦。進行役の菅正徳氏(69期)の発声で幕が開いた。
足立堯校長の「北野はひとつを実感しました」という挨拶のあと、河崎晃夫副会長(49期)が鴻池藤一会長(43期)に代わって同窓会を代表して挨拶。
出席者中最長老OBでかつ北野で教鞭もとった梅原義一氏(36期)が乾杯の音頭をとった。
さしもの広い光彬の間も六稜人でぎっしり、あちこちで同窓の懐かしい輪ができる。
坂田佳友北親会々長の祝詞に続いて、女子同窓生を代表して稲垣徹子さん(63期)が「大手前から泣く泣く北野へ移ったが、今となってはよい高校を卒業したと誇りに思います」とのスピーチ。満場大拍手。
あいかわらずお元気な水鳥喜平先生(大正15年〜昭和24年在任)、北野ひとすじ37年の博本正和先生(昭和30年〜平成4年在任)らが北野時代を語り、それぞれの時代の教え子から軽妙な野次と歓声に加えて暖かく大きな拍手がおこる。
現役の先生方を代表して教頭の肥塚敏彰氏(72期)が120周年記念事業の学校側責任者として謝辞を述べた。
時はまたたく間にすぎて、興奮さめやらぬ中、北野の名物万年生徒、岡田喜雄氏(40期)が例の六稜羽織で登場、元気に一連拍子を披露してカッサイを浴びる。
校歌斉唱は竹村二郎君(73期)がリード。全員が肩を組んでうたう「六稜の星のしるしを」が場内に大きくこだました。
最後に記念事業実行委員長緒方正美氏(53期)の謝辞で締めくくったものゝ、あちこちの同期の輪は閉幕を告げる舞台の中でしばらくほどけることがなかった。