ある音楽家の生涯
- 野口藤三郎【のぐち・とうざぶろう】六稜53期。北野が今の十三の地に移転する前に、その十三で産声をあげ、旧制中学時代から音楽を謳歌する青春を送っ た。悲しい戦争では人間兵器の運命を直前にしながら、終戦を迎え難を免れる。戦後、公務員と演奏家の二足の草蛙は長続きせず、芸の道へと人生の決断をし た。折からのラテン音楽ブームの潮流に乗り、演奏家・楽団主の地位は不動のものとなって行った。今月の六稜WEBは、そんな音楽家の生涯に迫ります。
●INDEX
第1楽章: | 生粋の十三っ子 |
第2楽章: | 音楽に明け暮れた北中時代 |
第3楽章: | そして誰もいなくなった?! |
第4楽章: | さようなら、北中時代 |
第5楽章: | 大学でも音楽三昧 |
第6楽章: | そして「海軍」へ… |
第7楽章: | 航海術と水測術 |
第8楽章: | 日本軍の最終兵器 |
第9楽章: | あっけない終戦 |
第10楽章: | 師弟の絆というもの |
第11楽章: | 演奏家から楽団主へ |
第12楽章: | アメリカという国 |
第13楽章: | 120周年「第九」後日談 |
収 録●Aug.4,1999
長野県木曽郡木祖村のご自宅にて
取 材●谷 卓司(98期)
協 力●松井浩太郎(107期)
Update : Dec.23,1999