われら六稜人【第37回】
     
    神の御手となりて



      近藤喜治【こんどう・よしはる】人形作家シモーヌ近藤。六稜55期。自らは生死を選択できない「戦争」という運命を生き延びた彼は、それゆえ、他の戦前派と同様「生かされている自分」という宿命に、強く「使命」を感じるのだった。引き揚げ後、家業のバッテリー工場を継いだ彼は、倒産の憂き目も兄弟で力を合わせて乗り越えた。その後、天命の齢を過ぎた彼が神から受けた啓示とは…。

      第2の人生を「ものづくり」の道に懸ける…今月の六稜WEBは、そんな人形作家の信念に迫ります。

      ●INDEX


      素焼き:ガキ大将も創造性
      2度焼き:韋駄天やんちゃ坊主
      3度焼き:南方戦線で油堀り?
      4度焼き:九死に一生を得て
      5度焼き:一念発起、執着を捨てる
      6度焼き:さまざまな出会い〜世界人形会議
      (附録:六稜WEB総力取材「ビスクドール、徹底解剖」)
      焼き締め:生かされている自覚を


      収 録●Dec.2,2000
          市立ギャラリー「いけだ」にて
      収 録●Dec.17,2000
          近藤造形美術(西淀川区御幣島)にて
      取 材●小野祐路(76期)、壽榮松正信(74期)、石倉秀敏(84期)、
          坂上浩子(98期)、谷 卓司(98期)、矢野修吉(101期)、杉野良介(111期)
      協 力●吉田良子


    Update : Nov.23,2000