神さんには、悲しいかな手がないんや。他のことは何でも出来る、万能や。だけど、手を持ってはらへん。それで、波長の合う人間を見つけて仕事をさすわけや。みんな、そうなんやで。若い時は感じへんけどな。今に解る。だんだん自覚してくるわ。科学万能やなんて言うけど、科学では測れないものがあるねん。そういうもんが働くんや。
この神さんにも181のグレードがある。それで、この世(人間界)には何千万という神さんが降りてきてるわけやけど…立派な仕事をする人には、必ず立派な神さんが付いていて、ええ仕事ができるように助けてくれるわけや。自分では解らんで。解らんけども、自覚はないけども…インスピレーションとして与えられるんや。衝動というか。
わしも若い時はそんなこと解らんかった。いや、おぼろげには解ってたけど、確信が持てなかった。「そうじゃないかな…?」とは思うとったけど、やっぱり人間には「我」があるからな。「これは俺の力でできたんや」そう思いたいやん。だけど、それで思い上がってしまったら、その時点で光が通らんようになってしまうんや。その人の霊が曇ってしまう。そうすると神さんの光が…真・善・美と呼ばれているものが…その人に届かなくなるわけや。
これはちょっと不思議やけどね。わしくらいの歳になったらよう解るねん。そういう原則を覚えてたら、神に感謝できるでしょ。もっと謙虚になってね。そしたら、もっといい仕事ができるようになるんや。
「これは神さんの仕事なんや。神さんの代理でやらしてもうてるねん」わし、それを自覚するのえらく時間かかった。でも、そうやって常に自分の霊をきれいに心掛けていれば、神さんと霊の波動が一致して、神のエネルギーがさーっと通りやすくなる。そういうもんやねん。確証あるよ。
母校の高校生も含めて、今の若い人に言いたい。「勉強、勉強」ばっかり言われて、ほんまに勉強せなアカンような強迫観念を持ってるかと思うけど。少なくともね。何で人間は生まれてきたのか?何のために生きてるのか?このことをよく考えてほしい。ほんで、ちょっとでもいいから「神」概念っていうもんを持ってほしい。宗教とは関係なく、ね。
勉強も大事や。人間が成長するには。でも「神」概念を少しでも持ってほしい。そういうコンセプトがあれば「人間」がぐんと変わる。わしはそれが言いたい。「勉強」ばっかりじゃなくてね。
人間は何ゆえに生きているのだろう。生かされているのだろう…そういうことをね。「使命」というか「自覚」やな。神の現われとして、神から課された重大な使命を自覚して、ただただ利益追求にばかり走るのではなく…そういう自覚を持ったら世の中ようなりますわ。立派な仕事をする人というのは、そういう使命を受けてる(と自ら感じている)人なんや。
わしもまだまだ自分に満足しとるわけやないよ。75歳、まだまだアカンのや。これからも日々精進するよ。