東京六稜会|第47回総会のご報告

第47回総会のご報告

reporter:谷藤慶一(当番期85期)

東京六稜会第47回総会が6月3日(木)、千代田区丸の内、皇居お堀端にある東京商工会議所ビル8階「東商スカイルーム」で開催された。

出席者は150名にのぼり、大阪から、ご来賓として母校校長(六稜同窓会名誉会長)の中垣芳隆先生、加藤悦子先生(85期)、六稜同窓会会長の山本次郎 氏(62期)、六稜同窓会事務局長の岡田一彦氏(65期)、総務委員長の木村市三氏(73期)、広報委員長の富田昌宏氏(78期)、そして事務局の久保田 静さま(73期)にご出席いただいた。
全体進行は、当番期である85期生(昭和48年・1973年卒業)が担当した。

第一部【総会】
午後6時、定刻どおりに第一部総会が開始された。
まず、大山利雄東京六稜会会長(56期)による開会ご挨拶および東京六稜会役員改選についてのご説明があり、新会長に志甫溥氏(66期)が推挙され承認 された。新会長に就任された志甫氏のご挨拶の後、中垣芳隆北野高等学校校長に、ご祝辞と北野高校の近況について次のようなお話をしていただいた。
「今、北野高校では、週5日授業に移行しており、年間の授業日数を調整するため、夏休みを今までよりも10日短縮したり、4月20日の創立記念日を登校 日に変えたりして対応している。また、北野生の学力については何の心配もしていないが、「大人になりたくない」と思う生徒が6割近くいる現状に鑑み、生徒 達にとって身近な大人であるOBの方々との関係をより緊密にしていくことで、この問題を解決したい。そのためにもOB会の皆さまには、物心両面に亘るご支 援、ご協力をお願いしたい」とのお話があった。
続いて山本次郎六稜同窓会会長からご祝辞と、新会長としての抱負を力強く語っていただいた。

その後、黒岩暎一事務局長(75期)から、平成15年度会計報告原案ならびに顧問および常任幹事の改選について説明があり、原案通り満場一致で承認された。なお、司会は85期の谷藤慶一氏が担当した。

第二部【記念講演】
『歌とともに』と題して、作曲家としてご活躍中の大谷明裕氏(85期)にギターの弾き語りと講演をしていただいた。
冒頭、小林旭さんのために曲を作られたという「からす」をギターを弾きながら歌われ、「昔のカラスは七つの子などで歌われたように子供にも親しみやすい 鳥であったのに、今では町の嫌われ者の代名詞になっている」、と世相の変遷について歌を通してお話いただいた。「一口に流行歌といっても、ニューミュー ジック、ポップス、演歌、邦楽等その幅は広い。演歌の「えん」も艶歌、宴歌、縁歌といった漢字で表わされるようにいろんな場面で歌われている。今後とも歌 の原点を求めて作曲活動を続けて行きたい。」と熱い口調で話された。講演の締めくくりには、「風来流れ歌」を熱唱され、会場から盛大な拍手が送られた。

第三部【懇親パーティー】
85期の古平真氏と安原(旧姓佐藤)富美子さんの司会進行でにぎやかに催された。 まず、参加最年長の佐藤弘氏(49期)のご挨拶と乾杯の発声で幕が開き、しばし歓談の後、母校で教鞭をとられている加藤悦子先生(85期)、六稜同窓会事務局長の岡田一彦氏(65期)にご挨拶をいただいた。
また、この4月に東京方面の大学に入学された新会員にも自己紹介と今後の抱負を語ってもらった。

その後、受付で配布された校歌の歌詞カードの番号による「くじ引き大会」が行われ、最新のゲーム機や高級シャンパン等、多数の賞品が当選者に贈られた。 当選者には一言スピーチをしていただき、そのスピーチにちなんでまた賞品が当たるなど、先輩、後輩入り混じって、会場中大いに盛り上がった。

最後は、母校元応援部団長・竹村二郎氏(73期)の指揮の下、校歌「六稜の星」を全員で5番まで謳い上げ、長く東京六稜会の会長を務めていただいた大山氏に感謝のエール、新会長に就任された志甫氏に激励のエールが送られ、幕を閉じた。

次回総会は、平成17年6月2日(木)午後6時から、装いも新たになった「日本工業倶楽部」で開催される予定である。