東京六稜会|第41回総会のご報告

東京六稜会総会報告

      東京六稜会の第41回総会が6月4日、東京丸の内の日本工業倶楽部で開催さた。総会は大阪からは秋田校長、鎌田先生、山元六稜同窓会事務局長、岸田六稜同窓会常任理事を迎え、出席者数200人におよぶ大盛況であった。

<第一部>

大山利雄東京六稜会会長(56期)が開会の辞で、今年が男女共学が始まって丁度50年目に当たる、記念すべき年であること。昨年9月に始まった同窓会のホームページのアクセス数が、快調に伸びていることなどを述べられた。

秋田典昭東京六稜会名誉会長・北野高等学校校長の挨拶では「校舎は改築とはいえ、実際は全面建替えのため数々の問題点があるが、同窓会の力を借り、ひとつずつ解決のみちを歩んでいる。」と建替えが始まった事が告げられた。
さらに、他校の追随を許さない北野の同窓生の文化活動の紹介、ワシントン州立ケントウッド高校との留学生交換などの国際交流の実績の報告があった。

これらを受けて、岸田知子六稜同窓会常任理事(78期)は「六稜同窓会で作り上げた文化を大阪から全国に、さらに世界へ向けての発信基地たる同窓会館建設に向けて、ただ建物だけをつくるのではなく、その活用を考える機能検討委員会(脇田修委員長-62期)をこの3月に発足させた。」
「同窓会のホームページは内容の質・量ともに内外に誇れるものであり、世界への発信が現実のものとなってきている。内容は毎月更新され、それらを作るWEB委員は各世代の人たちが自分から手を上げて参加している。
併設されているメーリングリストの参加者は上下50歳以上の巾があり、若い人の参加も多い。」と同窓会活動の姿が変わってきている様子を述べ、「北野に女性のいる風景となってはや半世紀、もはや女性のいない会では成立しない。」と締めくくった。


<第二部>

講演「足利尊氏―激動の時代を生きた政治家」
村井章介東京大学教授(79期)

鎌倉時代から室町時代への転換期において、討幕の意図を持つ後醍醐天皇のもとに馳せ参じた楠木正成を忠義とする一方、源氏、北条氏の血縁でもありながら幕府に背いた足利尊氏を逆賊、謀反人と評価する歴史教育がかつてあった。村井章介さんの講演は、足利尊氏はあまり政治家向きの人格ではなかったが、なぜ政治の渦の中心となったかを軸に、尊氏の人物像を平易な言葉で語る内容であった。

講演内容の解説


<第三部>

      懇親パーティ (当番期79期)

今年の目玉は新進気鋭のヴァイオリニスト高木和弘さん(103期)の演奏である。曲目はイザイ作曲「無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番」とエルンスト作曲「”庭の千草”による変奏曲」の2曲。

演奏にとって決して喜ばしい環境ではなかったが、高木さんの集中力はすばらしく、「バイオリンは通常ピアノの伴奏がつくが、今日はバイオリ ンの可能性を知ってもらえるような演奏をしたい」との言葉どおり、まさに技巧の全てを駆使したような大曲を見事に演奏しきった。会場の入口には他の会合の 参加者が部屋を覗く姿も見られた。

このあと全員による校歌斉唱、 総合司会岩木俊さん(63期)による閉宴の辞となった。


東京六稜会総会に参加して

      懇親パーティ会場は立錐の余地も無いくらいで、各期とも旧交を暖める姿が見られた。終了後それぞれ二次会が設けられた様子である。

参加者の声を拾うと、
・毎年楽しみにしている。今年も大変おもしろく勉強になった。六稜人からのビックバンのなまなましいところの話も聞きたいですね。(60期代男性)

・ヴァイオリンは収穫だった。何期だということにこだわらず魅力あるものを用意すべきであると思う。面白い人間ほど同窓会から遠いところにいる可能性が高い。(80期代男性)

・テーブルが期別にわけられているので他の世代の人と話せる機会が無かった。(109期男性)

・はじめて総会に出てみて、先輩の人たちから人生の覚悟みたいなものをききたかった。(109期女性)
など年代により違った反応があった。

別表に見られる様に参加世代に偏りがあるが、学んだ時代や社会での活動領域を異にする人たちが、一同に会する、同窓会ならではの素晴らしい 光景、声といえるかもしれない。パーティーで初めての人に話かけ、会話を楽む技術を持つ若い世代のパワーが次の同窓会の柱となってゆくことを期待したい。

[6月4日の総会出席者の期別内訳]