われら六稜人【第46回】
     
    ミナミ千日前に馳せる思い



      土井陽子【どい・ようこ】六稜64期。(旧姓松本陽子・愛称:おまつ)
      劇作家の夫、土井行夫氏と死別後、1989年頃より本格的な脚本家として活動し始め、着実に作品を発表。テレビでは『部長刑事』、舞台では『いだてん一代』を皮切りに『けむり太平記』『大原御幸異聞』など数々の名作がある。
      今年になって初めての小説『舞い舞い虫独り奇術』を発表。明治の世相を浮き彫りにしながら、大阪ミナミの千日前を舞台に、奇術師から質屋となって生き抜く逞しくも哀しい女の半生が淡々と描かれている。

      「なにわもの」を得意とするパワ−溢れる彼女…今月の六稜WEBは、そんな女流作家の心意気に迫ります。


      ●INDEX


       プロロ−グ
      第1幕:チビの軍国少女
      第2幕:まさかの「北野」に
      第3幕:学問と無縁の大学時代
      第4幕:私の夫が死ぬなんて
      第5幕:芝居の脚本を書いて〜痛感した「北野の絆」
      第6幕:初めての小説『舞い舞い虫独り奇術』
       エピローグ


      収 録●Aug.28,2001
          阪急グランドビル19F「関西文化サロン」にて
      取 材●河渕清子(64期)、奈木進(66期)、小林一郎(78期)
          谷卓司(98期)、矢野修吉(101期)
      協 力●「紅艶隊」…(64期の北村芙佐子、中尾耀子、森武子)
          中井正明(64期、なにわことばのつどい代表世話人)


    Update : Oct.23,2001