われら六稜人【第26回】
     
    科学を志す人のために



      早石 修【はやいし・おさむ】大正9年、米国カリフォルニア州生まれ。六稜50期。旧制北野中学を4修で卒業後、大阪帝国大学医学部へ。父の血がそうさせるのか、家庭環境のおかげか…卒業後、アメリカに渡る。1952年、ワシントン大学医学部微生物学教室助教授。1954年、米国国立健康研究所(NIH)毒物学部長を経て京都大学医学部医化学教室教授(1958−1983年)、同医学部長(1979-1981年)を歴任。この間、通算120名もの教授を輩出する。退官後も研究への意欲は衰えず、大阪医科大学学長(1983−1989年)を勤める傍ら、1987年に大阪バイオサイエンス研究所所長に就任。1998年より同名誉所長となる。日本学士院賞、文化勲章、勲一等瑞宝章をはじめ、研究者としての栄誉を総嘗めにした彼は、今も現役の科学者として「睡眠」のメカニズムの解明に明け暮れている。

      今月の六稜WEBは、そんな生化学のパイオニアに科学者としての生き方を御指南いただきます。

      ●INDEX


      第1研究室:恩師に学んだ教育の姿勢
      第2研究室:大学の選び方…
      第3研究室:握り飯より柿の種?
      第4研究室:焼跡で始めた生涯の研究
      第5研究室:WHATではなくてHOW
      第6研究室:ランチセミナールの効用
      第7研究室:研究は探偵小説?!
      第8研究室:睡眠に賭けた第二の人生
      第9研究室:研究の本質
      第10研究室:研究者の向き/不向き


      収 録●Nov.19、1999
          大阪バイオサイエンス研究所(OBI)にて
      取 材●壽榮松正信(74期)、石倉秀敏(84期)、定藤規弘(88期)、
          勝田敏彦(93期)、谷 卓司(98期)


    Update : Nov.23,1999