林 巧【はやし・たくみ】六稜92期。
我々は、みな六稜の星を青春のひたいにかざして、3年間を過ごしてきた。天に星が無数にあるごとく、六稜の星も無数にある。しかしその星は与えられるものではない。自ら創りあげるものである。
一人の少年がホッとともした星の光を、どのように輝かしていったか。そしてこれから輝かせていくのか。林巧さんの人生は、まだ前半である。それだけに現役の北野生にとってはより近い星と感じられることだろう。
一板* | :小説家林巧は知の冒険少年だった |
二板 | :感性は与えられるものでなく、自ら切り拓くものである |
三板 | :挫折・不安・焦燥は青春の星のしるし |
四板 | :いわゆるひとつの通過点としての大学・就職 |
五板 | :小説家、アジアのお化けと親しくなる |