▲大学での演奏会
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皆さま、お久しぶりです。
長らくお待たせいたしました!
12月は日本への一時帰国、1月は学期末の試験とコンサートが重なるなど慌しい日々を過ごし、気がつけば2ヶ月もお休みをもらっていました。
今月からまた再開しますので、あらためまして今年も宜しくお願いします。
この2月からは私の学生生活最後となるウィーン国立音大の終了試験に向け、ラストスパートをかけて練習に明け暮れる生活です。
ウィーン国立音大のピアノ科の終了には、学科と実技の必須単位プラスCD録音、小論文、2回にわたる公開演奏試験、全てにおいて一定以上の評価の成績が必要です。
やはり公開演奏試験が一番重要なのですが、とにかく課題曲が多いので大変です。バロック(バッハ、スカルラッティ等)2曲、練習曲2曲、古典派ソナタ3曲、ロマン派3曲、印象派、近現代、1950年以降の作品がそれぞれ1曲ずつ、協奏曲2曲、その数あわせてなんと15曲。5時間以上のプログラムになります。
コンサートピアニストとしては当然のことかもしれませんが、2週間の試験期間でこれらの曲を2回にわたって弾きこなすことは、体力的にも精神的にもきついです。コンクールも上に進んでいけば、連日の結果に一喜一憂しつつ緊張が続きますし、そのたびに異なるプログラムを弾いて自分の力を出し切っていかなければいけないのですから、それはそれは過酷な道です。
2月はドイツの講習会に行き、試験でラストに弾くグラズノフのソナタとベリオの6つのアンコールを掘り下げてじっくり取り込むことが出来ました。 あとは練習量を増やしてプログラムを弾きこんでいくこと、またこれからコンサートやコンクールもあるので、1つずつ自分の力を出していき、ベストコンディションで6月の試験に臨めればと思っています。
▲コンチェルトハウスの夜景
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▲コンチェルトハウスでのリハーサル
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この一週間でウィーンは例年になく暖かくなってもう春の香りも漂っています。
自分のプログラムとは別に、3月の始めにコンチェルトハウスで演奏会をおこなうのですが、今日は、共演するソロデビューのクラリネット奏者とのリハーサルでした。
ウィーンフィル首席奏者のシュミーデル氏のレッスンを受けに行ったり、素晴らしい音楽家に囲まれてウィーンで音楽を学べることに幸せを感じるひととき。学生生活の終わりが近づいている今は特に、思いを馳せる瞬間が多くなってきているような気がします。
Last Update: Feb.23,2008
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