▲様々な国のピアノ(ショールーム)
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皆さま、こんにちは。
ウィーンは先週から真冬の気温に逆戻りして毎日雪が降っています。穏やかな春は4月までおあずけのようです。
そんな寒い先週末、滋賀県在住のピアノ調律師の方がドイツでのお仕事の帰りにウィーンに遊びに来られたので、ウィーンのピアノ関係の場所をいくつかご一緒してきました。
ウィーンでピアノの調律、修理をされている日本人の方は何人かいらっしゃいますが、私も以前3年間グランドピアノを貸していただいてお世話になったウィーン在住25年の加藤さんのお店兼ショールーム、作業場を訪ねてきました。
▲1800年代のスタインウェイのピアノ
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▲ウィーナーアクション
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▲加藤さんと調律師の村山さん
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加藤さんのお店には、ヨーロッパの様々な国や時代のピアノがあり、スタインウェイ、べーゼンドルファー、ベヒシュタイン、プレイエルなどなど知らないピアノもたくさんありました。約200台のピアノを貸出しされているとのことなので、それらの定期的な調律、修理、また新しいピアノや中古でも程度の良い楽器の仕入れとその調整など、それはそれは管理が大変だろうなと思います。加藤さんは、オーストリア人のパートナーと何人かの調律師を雇って経営されており、ウィーンの留学生にとってはとても頼りになる存在なのです。
次の日はオーストリアのピアノ会社べーゼンドルファーを訪ねてきました。
残念ながら、作業場である工場(ウィーンから50キロ離れたNeustadtにある)は復活祭の休暇中で、一番興味のあるところは見ることができませんでしたが、会社の技術者の方に修理場やショールーム、ホールを案内していただけました。修理中のピアノやたくさんの新しいピアノを見せていただき、音も出すことができました。
個人的にはべーゼンドルファーのピアノは日本で弾くと音がこもりがちで弾きにくいな、と感じることが多かったのですが、ヨーロッパだと気候のせいもあって温かい音が広がる感じもするし、静かな音がいい響きで鳴るので好きな楽器です。
ぜひ、次回は工場へも行ってみたいと思います。ヤマハに買収されてしまいましたが、2つの会社の良いところを出し合って、より良いピアノが生まれることを期待しています。
Last Update: Mar.28,2008
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