3/22(月) |
学校 1日目
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6時30分朝食。パン、イチゴ、コーヒー。キャリーの車で登校。
コレット先生がコーヒーを入れてくれた。朝のコーヒーがかかせないのは世界共通なのか。
コレット先生に学校中を案内してもらう。どの先生も快く授業を見せてくれた。忘れないように必死にメモをとり写真を撮りまくる。
ほとんど大学状態。職業教育に力を入れていて、設備も立派。学年制ではなく、単位制なので1年生と2年生が机を並べ、さっさと必要な単位をとってしまうと、大学のほうへも高校に籍を置きながら行けるのだ。
何でも単位になる―例えば先生のアシスタントをしても単位になる。
やる気のある子はどんどん勉強してさっさと大学の方へ行ってしまう。クラス、学年といった所属意識はなく、個人、サークルのつきあいが中心。
クラブもあくまでエンジョイするのが目的、辛い練習に歯をくいしばって耐え抜き、心身を鍛え抜くといった性質のものではない。個人主義が貫かれていて、ドロップアウト、底辺のフォローはいっさいしない。最終的に本人の責任であるという。
小学生までは非常に厳しく勉強させられるそうだ。中学に入った途端、あなたの好きなようにしなさいとおっぽりだされる。
その年齢までにすでに自意識の確立している子供ならそれでも良いだろうが、そうでない子は一体どうなるのだろう。少なくとも方向性を示してやる大人の存在は必要だと思うのだが。
私の感想だが、アメリカの場合、いわゆる中間層が薄いのではないか。エリートはとことん頂点にまで上り詰めて、そのレールにのれないとどんどん社会の主流からはみだしてしまう。
教育にかかる費用も桁外れだそうだ。勿論どこの国でも言えるのだろうが、アメリカは特にそれが顕著な気がする。日本の教育の良さを思った。とても丁寧ではないか。
おもしろいものだ。自分の国にいるときは、あらが見えて仕方がない。それがどうだ、憧れて行った国で逆に自分の国の良さを実感する。勉強になった。
お昼に食堂でランチをとる。いわゆる顔パスというやつだ。日本人なのでフリー、何を食べても良い。サンドイッチ、ピザ、バーガーなど飲み物、サラダ、フルーツなども豊富で200〜300円。これはおすすめ。
ランチタイムにデービス先生とうちあわせ。とにかく忙しそうである。簡単にチェリープラントセレモニーの話をする。
午後は彼の日本語のクラスにでる。日本語が一番活躍してくれる。中学1年の英語の授業を日本語でしているという感じで興味深い。
北野の生徒たちにあった。すこぶる元気そう。すっかりエンジョイしているようだ。
3:00〜セレモニー
日本とアメリカの友好を記念して桜の木を毎年1本ずつ植えるのだが、柔道関係の方たちもいらした。シャベルで土をかけるのが私の役。
キャリーが下の娘を幼稚園に迎えに行って、学校の中にある保育室に預ける。時には授業につれて行くこともあるという。進んでいる。
夜はシアトルの市内見物に連れて行ってもらった。ワシントン大学をみせてもらった。美しい建物である。
港近くのレストランで夕食。帰りに大きなディスカウントショップで買物。スケールの大きさにびっくり。洋書を3冊買う。日本より少し出版が早いので面白いものが買えた。値段は余り変わらない。クローズドキャプションのビデオを教材に買いたかったのだが、古いものばかりで、私が良くても生徒は嫌がるだろうと思いやめた。(ジェームスディーンのは自分用に買った。)
9:30分頃帰宅。
子供たちが私をさがしていたようだ。折り紙を教えたり、漫画をかいてやったのが気にいられたようだ。そっと内緒で買っておいたキャンデーを渡す。
それからキャリーとコレット先生がコンピュターに生徒の成績を入れるという。私達のせいで仕事が後回しになっているのだ。ほんとに申し訳ない。
10時30分頃部屋に戻る。
何も不便はないが、湯舟に浸かりたい。
ああ、お風呂に入りたいと思ってしまった。
二日目でこれでは情け無い。
今日も無事終わる。
11時 就寝。
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