食物の旬とは、その食物である生き物の生命力がもっとも旺盛な時です。もっとも美味しいだけでなく、よく取れるためにもっとも安く、それに何よりも良いことは栄養がもっとも豊富であるということです。
農薬の心配ももっとも少ないと考えて良いと思います。 今日では、食物の旬が分からなくなってきています。こどもに「いちごの旬はいつですか」と問うと、「クリスマス」という答えが返ってくることがあります。それほどひどくなくても、いちごの旬が分からない子供は少なくありません。きゅうりやトマトやレタスなどは、八百屋やスーパーの店先に年中並べられています。いつが旬なのか分からなくなるのが普通なのかもしれません。
初夏のいちごや真夏のきゅうりやトマトには、ビタミンCが豊富にありますが、クリスマスのいちごや冬のきゅうりやトマトには、わずかしか含まれていません。きゅうりやトマトやいちごをお腹いっぱい食べたとしても、ビタミンCは十分でないかもしれません。その前に冬のきゅうりやトマトは、水っぽくて美味しくありません。「旬」の豊潤な味も香もありません。その上、値段も高く農薬も多いと考えられます。
冬にビタミンCの豊富な食物は他にいくらでもあります。白菜、小松菜、菊菜、水菜などの菜っ葉類、大根やかぶらなどの根菜、それにみかんやりんごなどの果物。このような野菜や果物が冬の旬なのです。真冬にきゅうりやトマトを食べて、野菜を食べたなどと思ってはいけません。冬には冬の美味しい野菜があるのですから。
だから、ここでは玄米食なんですけどね。玄米食なんだけど、まあ、僕も玄米、無農薬の玄米ほしいからね。僕、農業やってるようなものなんですよ。ほんと無農薬の玄米いうのはなかなかないんです。嘘が多いんですよ。いろいろ僕調べたけどね。結局、ほんとに信頼できるいうのがなかなかないんですよ。だからね、もうしょうないから自分らで作ろういうことでやってんですけどね。だから、玄米食べるんなら無農薬の玄米手に入れなさいと。自分で作るのが一番ですよ。だけど、そんなのできへんから白米でいいんですけど。事実、パンの場合にね、普通に市販されている真っ白のパンは残留農薬ないんです。パンね。小麦ですよ。ところがね、学校給食のちょっと茶色っぽいぱんね、あれは残留農薬あるんです。
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玄米というのは結局ねぇ、1つの生き物なんです。まあ言うたら、温度と水とあったら芽出てくるんです。大豆も小豆もそうです。白米は、温度と水と与えたら腐って行くんです。生きてない。芽出るとこないんだから。その違いいうのは、ものすごく違うんです。玄米には、いろんな栄養がちょっとづつあるんです。1つの生き物としての必要な、微量だけど、ちょっとづつだけどあるんですよ。海の水を濃縮した塩と電気分解で作ったNaClの塩との違いですよ。だけど、海の水を濃縮した塩いうのはね、私たちの身体の血の中にあるような、私たちの身体が必要とするような成分がいっぱい入ってるわけです。もともと海水を体の中に閉じこめたら、生き物は陸へ上がれたわけですな進化論からいうとね。それが、人間でもそうやけど、いろんな生き物の血液いうのは、海水、もとを言えば海水の関係がある。海水を身体に閉じこめたのが血液ですね。
だから、そういう成分をうまく取らないかんです、本来。それは、丸ごと食べる物にあるわけです。だから、玄米にもある。豆類にもある。小魚にもある。マグロの刺身とじゃこやめざし一匹の違いはそこなんです。マグロの刺身食べてもいいんやけど、ごっつい栄養的には偏ってるわけです。牛肉でも。マグロ1匹食べたら栄養は偏よらへんわけやけど、食えないですね。(笑)だけどそういう分を、ちょっとめざしやじゃこ食べて補うわけ。マグロの刺身食ったらいいんやという話なんですよ簡単に言うと。だから、そういうふうにして現実的にはうまく栄養のバランスを取って身体の必要とする栄養分をできるだけ多く漏れないように取りましょうと。
食べ物は、旬のこととかね、よくかんで食べようとかね。それから、献立で栄養のバランスの簡単な取り方とか、そんなこと教えるです。栄養のバランス取るいうてもね、栄養士さんに聞くと難しい教えるよ言うて。彼女らは、難しいことを私らはやってるんや、いうのであの人らは給料もらってるんだから、難しく教えるよ言って。だから栄養士さんに習わんでいい。簡単なやり方教えてあげるよ言うて。そういう。まぁ・・・