琉球の大地に生きて【第3畝】藍こそ豊かさの証明
    六稜WEB取材班 編
    琉球藍染、徹底解剖(3) 〜生地を染める

      【伸子針の取り付け】
      昔は竹製のものを使っていました。ステンレス製のものを開発してからは、弛んで外れることもなくなり失敗も少なくなりました。
      【水に浸す】
      まず始めに水に浸します。これでムラなく染まります。
      【棒に吊るす】
      これを次に棒に吊るします。水平を保つためです。
      【重石を吊るす】
      生地の裾に重石を取り付けます。釣り用のものに安全ピンを取り付けてつくったオリジナルです。
      【深さを測る】
      グラーデーション染めの場合…毎回、染色液に浸す高さ(深さ?)が命です。慎重に測ります。
      【一気に浸たす】
      フックの高さを固定したら、後はそこまで生地を一気に浸します。1回5分程度が目安です。
      【5分後…】
      フックにかけて深さを固定していた生地を棒ごと一気に引き揚げます。この時、布は緑色に染まっています。これが本来の藍の色です。空気に触れると酸化されて、みるみる藍色に変色していきます。
      【グラーデーション染め】
      この作業を、少しづつ深くしながら何度も繰り返すことでグラーデーションを表現します。

    Update : Aug.23,1999