琉球の大地に生きて【第3畝】藍こそ豊かさの証明
    六稜WEB取材班 編
    琉球藍染、徹底解剖(4) 〜水洗、乾燥

      【重石を外す】
      したたる染色液が切れるタイミングを見計らって重石をとり外します。
      【水洗】
      隣の洗浄槽で水洗し、定着しなかった染料や泥(藍)、不純物などを洗い流します。
      【干す】
      沖縄の強い日差しに晒して乾燥。ここまでのサイクルを何度か繰り返すことで、あの「深みのある藍色」が完成します。
      【型染めの場合】
      要領はグラーデーション染めとほぼ同じです。糊が剥がれてしまわないように、染色液に浸す時間を短めに…1回2分を限度とします。この生地は最終工程のものです。
      【糊を落とす】
      最終回の染めが終わったら水洗の後、糊をきれいに落として、もう一度水洗いします。
      【型染めの完成】
      こうして藍染めのあの白い模様が染め上がるわけです。この図案は「名護蘭」をデザインしたものです。
      【道具もすべて手作り】
      試行錯誤を重ねながら、改良に改良を加えて便利な道具を編み出します。
      【巻き取り器】
      帯のような長尺物を浸ける時につかうホルダーです。写真フィルムの現像容器と着想は似ています。これもオリジナルの道具です。

    Update : Aug.23,1999