私たちの世代は、初めての女性管理職という世代ではないのよね。次くらいの世代で。先頭切った、男勝りに仕事をばりばりやってっていう人たちの段階から、家庭や子育てと仕事をどう両立させていくか、職場の女性差別を先頭切っていった人のように跳ね返して行くんでなく、女性であることを当然として、どう働きやすい、また、自分の能力を生かせる場をつくっていくか、なんていうことに、悩みながら仕事をしてきたわけ。もちろん、私だって、いつもこうしたことばかり正面切って悩んでいたわけではないけれどね。
同期入庁の女性は、たしか5名だけど、同じようなかたちで残っているのは私ともうひとり。他は、結婚退職、家裁の調停員、それから学校の先生ね。まあ、これから女性の職員や管理職はますます増えてくるでしょうけど、仕事の分担の中に、対等に女性がいることが当たり前で、男ばかりでいるよりも、さらに仕事が円滑に進むという状態をつくろうということが大切な気がしますね。
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仕事の中身も、女性だからと言うこともありませんし、女性の人数も増えているから、責任ある地位も女性が就いていかないとならないし・・・。男女差よりも、個人差の問題として捉えていくことが大切ですね。交通局なんか、昔から男社会だったけど、これからはますます女性の力をどう引き出すかということが求められていくと思いますね。
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例えば都営地下鉄では、都営12号線、4月から大江戸線という名前に変わりますが、これが今年4月に代々木と国立競技場の二駅だけ先行開業して、12月に全線開業します。それから三田線が9月に目黒まで延伸します。今年は、都営地下鉄はじまって以来の新駅開業数なんですね。その意味で飛躍の年でもあるんですが。経営は無論大変なんです。
大江戸線の建設費が当初予定より3000億円も増えたり、また、他の民営交通と比較しての経営効率の問題だとか、あと、都営独特の事情のひとつですが、大江戸線が開通すると、競合する都営バスの乗客数がどうなるかという問題もあります。
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