久野氏は笹部桜の苗を普通三本単位で各地に寄贈されていますが、内訳は実生一本と接木2本の組み合わせです。接木は親木の形質を殆どそのまま受け継いだものであり、実生は少し他の種類の桜の血が混じってきますが、その代わり病害虫にも強くて寿命も長くなると一般にいわれています。

写真はこの4月に東京在住の同期の小崎氏に撮ってもらったものですが、大型の旗弁や血脈（赤い筋）など笹部桜の特徴がよく出ているのでおそらく接木の分かと思われます。

●交通 ・JR中央線吉祥駅から調布北口行きバス ・JR中央線三鷹駅から調布行きバス ・京王線つつじが丘駅から深大寺駅バス 　いづれも「神代植物公園前」下車。 ●入場料　　300円