「六稜同窓会151周年総会」
日 時: 2024年10月27日(日)13時から
※六稜会報82号では10月26日となっておりましたが、10月27日に変更になりました。
ご予定いただきますようお願いいたします。
場 所: 北野高校多目的ホール・六稜会館
担当期: 105期
「六稜同窓会151周年総会」
日 時: 2024年10月27日(日)13時から
※六稜会報82号では10月26日となっておりましたが、10月27日に変更になりました。
ご予定いただきますようお願いいたします。
場 所: 北野高校多目的ホール・六稜会館
担当期: 105期
お申込み方法:創立150周年記念式典・記念総会・祝賀会にご参加を希望される方は、
下記いずれかの方法にてお申し込みください。
1.返信用ハガキ(ご案内に同封) (注)会員番号は封書の宛名に記載しております。
2.連絡フォーム リンク先より必要事項をご入力ください。
https://forms.gle/iENwFNUqqdmUiYYa7
回答期限 2023年9月30日(土)必着
会費お支払い方法 : 次のいずれかの方法にて、事前のお支払いにご協力をお願い致します。
① 案内(7月発送)または六稜会報81号(9月発送)に同封の払込取扱票での振込(ゆうちょ)
加入者名:六稜同窓会
口座番号 00990-4-68025
② 銀行からの振込の場合
銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 099
預金種目 当座
店名 〇九九 店(ゼロキユウキユウ店)
口座番号 0068025
口座名 六稜同窓会
納入期限:2023年10月20日(金)
**創立150周年記念展については、
2021 年( 令和3 年)10 月31 日( 日)、Zoom にて、六稜同窓会第148周年総会がオンライン開催されました。幹事は101期および102期が担当しました。コロナ禍により昨年度は中止となって、2期合同の幹事で、初めてのオンライン開催となりましたが、約170名の同窓生の方にご参加いただき、盛会のうちにお開きとなりました。総会にあたり昨年来アドバイスをいただきました100 期の先輩方および事務局の皆様には、厚く御礼申し上げます。
当日12時よりZoomによる受付を開始しましたが、100名以上入場できないというトラブルがあり、開始が20分遅れとなりご迷惑をお掛けしました。後の確認でZoom社との変更契約は完了していたのですが、同社での処理に不備があったことがわかりました。無事開催できた今となっては、良い思い出です。
[第一部総会]
司会の住山真一郎総務委員長(92 期)よる開会の辞の後、野村正朗同窓会会長(82 期)からご挨拶がありました。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の状況により、総会の開催を断念したが、今年はオンラインにより無事開催できたこと、また同窓会の在り方はリモートなど多様化しているが、人と人のつながりは対面によるコミュニケーションに勝るものはないとのお話がありました。
次に創立150周年記念事業募金への謝辞とお願いがありました。「高い山ほどすそ野が広い」というが、募金活動は「すそ野広ければ山高し」をモットーとして全員参加を目指して、六稜魂の発揮をお願いしたいとご挨拶がありました。
続いて、名誉会長の天野誠校長から祝辞を賜りました。コロナ禍により延期となっていた2 年生の修学旅行と総会日程が重なり、事前録画によるご参加となりました。教育活動では、コロナ禍でも決して諦めず、生徒たちと共に「何ができるか」を考え、可能な限り、水泳大会や体育大会などの全ての行事を開催してきたこと、また日々の授業の充実が学校生活の充実に直結し、高校生活の総決算としての大学入試へと繋がるため、今後も真の文武両道を実現し、北野から日本、世界のトップリーダーを輩出していきたいとのご挨拶がありました。
その後、常任理事の紹介をはさみ、笹川忠士事務局長(74 期)から2020 年度、2021 年度の2 年間の活動報告がありました。六稜同窓会の会計収支が5年連続で単年度の黒字を達成したこと、新入会員として、132期357名および133期312名を迎え、同窓会員は41,025 名となったこと、会員親睦、学校支援、社会貢献の各分野において、コロナ禍においても、幅広い同窓会活動が展開されていることなどが報告されました。
〈卓話〉
進行役は田野原千佳さん(102期)、湯浅肇くん(102期)が可愛らしいパペットに扮して行いました。初めに卓話者である本田祐嗣くん(102期)の経歴が紹介されました。本田くんは、北野高校を卒業後、京都大学工学部へ進学し、卒業後は神戸製鋼所へ入社、英国留学、コンサルティング会社勤務などを経て、2012年から2019年までラグビーワールドカップ2019組織委員会に在籍しました。現在は、東大阪で人材育成に主眼を置くコミュニティ型のラグビークラブを設立する活動に取り組んでいるとのことです。
ラグビーワールドカップ開催2か月前の六稜トークリレーでは、三谷秀史さん(82期)と共に大会前のことをお話ししたが、今回は「ラグビーワールドカップに関われて」の題目で、大会前後の話をしたいとのことでした。
ラグビーの歴史を語る中で、ラグビーの起源年である1823年の200年後の2023年が、次のワールドカップ(仏)と北野ラグビー部創部100周年、そして北野高校創立150周年の年であることは非常に感慨深いとの話がありました。
「ラグビーなんて観客は入るのですか」、「新国立競技場が間に合いません」などの問題について、裏話を交えて、わかりやすく解説してくれました。途中パペットちゃんとの掛け合いもあり、ラグビーについて理解を深める良い機会となりました。
後半は、本田くん自身のワールドカップ現地での写真が投影されることで、各国から応援に駆け付けた人達との国際交流イベント等について、臨場感を味わうことができました。
[在校生演奏]
休憩時間には、在校生吹奏楽部による「トイズ・パレード」や「ウィーアー!」、またオーケストラ部によるシューベルト「交響曲第3 番第4 楽章」など、力のこもった演奏録画を視聴いただきました。「これまでの総会では、いずれか1つの部のみの演奏でしたが、今回は2つの部の演奏を聴けたことは、とても良かった」という声もありました。
[第二部懇親会及び132期、133期歓迎会]
〈オープニング〉
次に第二部の懇親会及び132 期、133 期歓迎会が行われました。司会は佐藤嘉定くん(102期)、福家光恵さん(102期)が務めました。二人が元気一杯に自己紹介した後、シンガポールから参加の渡部英男くん(102期)による乾杯の発声とともに開宴となりました。実開催では海外からの参加は困難でしたが、今回はオンライン開催ということで他にも複数人に海外からご参加いただきました。その後、新たに同窓会会員となった同期を代表して、132期の吉川あゆみさん、133期の桑原昌澄くんより、若くて清々しいご挨拶をいただきました。
〈北野高校創立150周年記念事業について〉
笹川忠士事務局長(74期)より、北野高校創立150周年記念事業の概要と募金のお願いについて説明がありました。記念事業は4つの柱で成り立っています。①六稜俱楽部の建設(25部の部室、交流ホール、多目的スタジオ、コミュニティスペース等の施設の建設)②六稜会館のICT 化(経年劣化、ネット環境の進展による陳腐化への対応としての設備更新)③うめきたの森に桜園の整備への協力④記念式典の開催(2023 年10月28日にリーガロイヤルホテルで開催予定)と記念誌の発行(140周年以降10年の歴史が中心)
①、②は特定寄附として、個人の場合は所得控除、法人の場合は全額損金算入が適用、③はふるさと納税が適用、④は一般募金となるとのことです。
募金期間は2021 年3 月からの1 年間であり、目標額に達しない場合は更に1 年延長され2023 年2 月までとなり、それまでに目標の3億円を達成したいというお話がありました。
募金状況は3億円の目標に対し、2021年10月28日現在の募金金額が1億5495万6千円(51.7%)とのことです。是非今後の母校の発展のためにご協力くださいと依頼がありました。2度目の募金も大歓迎とのことです。
最後に元ラグビー日本代表である廣瀬俊朗くん(112期)の創立150周年記念事業への応援ビデオをご視聴いただきました。
〈テーマ〉
今回の懇親会のテーマは「コロナを超えて調和の時代から輝く未来に繋ぐバトン」です。101期の生まれた1970年に大阪万博が開催されました。この時のテーマが「人類の進歩と調和」。そして今、大阪は2025年万博に向かって動き出しました。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。現役生のその先の北野生が活躍する未来でもあります。1970年万博の時に現役世代に繋がれた伝統。創立150周年記念事業も、これからの北野生を思ってのものであると考えます。今回のテーマ図は伊藤晃子さん(102 期) が息子さんと協力して作成しました。
〈アトラクション〉
101期、102期の合同企画として主演:湯浅肇くん(102期)、語り:桝井貞次さん(101期)、監督:田野原千佳さん(102 期)、撮影:清水信年くん(102期)の通称「こんにゃく班」による「十三北野今昔物語」がスタートしました。懇親会のテーマより、過去から現在、未来へと、六稜魂を繋ぎ、先輩・後輩の絆を強めていく内容としたいと考えました。そこで十三~北野界隈の今と昔を比較した楽しい動画を、桝井さんの軽快なトークで紹介していく形でお送りすることとしました。[登校編]は十三駅からスタートし、商店街を抜け、通学路を紹介しながら、やがて母校の校内へと場を移していきました。懐かしい映像に思わず微笑んだ方もいらしたのではないでしょうか。
また、[学校編]では、過去、現在の校内の様子やリニューアルされたプールが紹介された後、淀川河川敷に舞台を移し、主演の湯浅くんが、断郊競走コースを軽快に走りながら紹介してくれました。淀川河川敷は、以前は地面がぼこぼこでしたが、現在は整備され、また梅田のビル群の遠景も映えて、思い出の淀川河川敷が様変わりしていると感じた方も多かったのではないでしょうか。主演の湯浅さんが息を切らしながら、感動のゴールと思いきや、実は水を吹き掛けて汗を演出していたというネタばらしにより、楽しんでいただきました。
〈エンディング〉
バトンを繋ぐという思いを込めて、幹事期である桝井貞次さん(101期)、私、太田洋平(102期)、そして、次の森井吾郎くん(103期)から挨拶がありました。
桝井さんからは、100期の先輩からマニュアルを受け継ぎ、2020年の総会準備を行ったがコロナ禍で中止となった経緯、また2021年総会は102期の協力によりなんとかオンライン開催できたという、2年越しの熱い思いが語られました。
また、太田からは、コロナ禍で集まれない中、101期、102期の幹事期メンバーが画面越しでの打合せを楽しみながら、力を合わせて総会開催に漕ぎつけたという喜びを語り、次回の幹事期である103期にエールを送りました。
103期の森井くんからは、先輩たちの思いを受けて、2022年の総会幹事を引き受ける旨、また、実開催かオンライン開催か定まらない中、開催に向けメンバーと力を合わせていきたいという思いが語られました。
〈校歌斉唱〉
例年の総会の締め括りは校歌斉唱ですが、本年はオンラインでの校歌斉唱ということで、バイオリニストの佐野真くん(102期)が全てのパートを自身の声で録音し、編集により多重音声を作成し、そこに映像等を重ねて校歌斉唱動画を完成しました。佐野くんから「70回以上歌った」など、動画の作成秘話を披露してもらったのちに、1番から4番までは、全員ミュートで、5番はミュート解除で斉唱しました。会長、事務局長、総務委員長が並んで斉唱される映像が映し出されるなど、心に残る校歌斉唱となりました。
最後に、早嶋茂副会長(87期)より、懇親会へのお褒めの言葉をいただくとともに2年後の150周年事業募金への協力依頼がありました。その後一本締めにより、懇親会及び132期、133期歓迎会は無事閉会となりました。
[期別懇親会]
ブレイクアウトルームに分かれて、近い期別に懇親会を行いました。懐かしいメンバーだけでのルームに分かれ、約40分と短い時間でありましたが、実開催とは違ったシチュエーションで、同窓生同士の懇親を深めていただけたと思います。
〈最後に〉
最後になりましたが、来年以降も六稜同窓会が盛大に開催されることを祈念するとともに、改めて諸先輩方及び事務局の皆様に厚く御礼申し上げます。また、101 期、102 期の皆さんには、大変忙しい中、献身的に準備にご協力いただき、本当にありがとうございました。
特にメンバーを支えてくださった101期の古木賀子さん、102期では開催に尽力してくれた中野圭くん、企画運営全般を担当してくれた鎌田淳くん、姫野里佳さん、Zoom総括担当の上村敏之くん、東京六稜会総会での経験を伝授してくれた佐伯琢也くん、金本朗彦くんには深く感謝いたします。
初めてのオンライン開催で、六稜会館の通信環境の不備など課題点も多く見つかりました。今後の同窓会活動のためにも創立150周年記念事業の六稜会館のICT 化は是非進めていただきたく、皆様の創立150周年記念事業の募金へのご協力をよろしくお願いします。
今回、副幹事長として母校のイベントに関われたことは、私自身にとっても素晴らしい経験となりました。また機会があれば、是非集まりましょう。
文責・太田洋平(102期)
「六稜同窓会148周年総会」
日 時: 2021年10月31日(日)13時から
場 所: リモート開催(Zoomによるオンライン)
担当期: 101期・102期合同
総 会
12:00 リモート受付開始
13:00 総会
活動報告
卓話: 本田 祐嗣氏
懇親会及び132期・133期歓迎会
14:00 休憩、在校生オーケストラ・吹奏楽部の演奏
14:20 アトラクション他
15:00 中締め、複数期別での懇親会(リモート)
15:30 終了予定
*今回、ハガキでの参加申し込みはありません。
下記の「申し込みはこちらから」あるいは「QRコード」から申し込みください。
*参加の方は、10月27日(水)までに事前申し込みと、2021年度の年会費(3,000円)納入をお願いいたします。
*懇親会は、zoomによるオンライン開催となりますので、無料で参加いただけます(年会費は納入ください)。
〇 申し込みはこちらから
〇 10/15までにお申込みいただいた方で、当日のご案内のメールが届いていない場合は、お手数ですが同窓会事務局までお問合せください。 電話:06-6306-0374 mail: office@rikuryo.or.jp
六稜同窓会147周年総会は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、
残念ながら中止とさせていただきました。
2019年(令和元年)10月27日(日)、北野高校に おいて、六稜同窓会146周年総会が開催されました。 幹事は、100期(1988年(昭和63年)卒業)が担当 しました。当日は、秋晴れのさわやかな天候に恵 まれ、約200名の同窓生を迎えて、盛会のうちに お開きとなりました。総会の運営に当たり、アドバ イスをいただきました99期の先輩方及び事務局に は、厚く御礼申し上げます。
【第1部 総会】
<挨拶,祝辞及び活動報告>
第1部の総会は、多目的ホールにおいて、行われ ました。 在校生オーケストラ部により、北野高校校歌「六 稜の星のしるしを」や葉加瀬太郎「情熱大陸」など、 力のこもった素晴らしい演奏が披露されました。 司会の徳岡浩二総務委員長(92期)による開会 の辞の後、野村正朗同窓会会長(82期) からご挨拶がありました。目下の同窓 会活動として、創立150周年記念事業 に向けて、2020 年(令和 2年)2月ま でに教育施設設備の拡充予定、社会貢献事業の内 容及び記念式典の概要を取り決めること、吉野彰 氏(78期)のノーベル化学賞受賞を受けて、本校に おいて記念講演会を開催することなどが検討され ているとのことでした。
続いて、名誉会長の萩原英治校長先 生から祝辞を賜りました。北野高校は、 文部科学省により、WWL(ワールド・ワ イド・ラーニング)コンソーシアム構築支 援事業における拠点校に指定され、イノベーティブ なグローバル人材を育成するための支援を受けると ともに、剣道部、山岳部及び陸上部が近畿大会に 出場し、陸上部員1名がインターハイの砲丸投げ部 門で4位に輝くなど、北野高校の文武両道の伝統 が脈々と引き継がれているとのお話がありました。
その後、常任理事の紹介をはさみ、笹川忠士事務 局長(74期)から活動報告がありました。六稜同窓会 の会計収支が4年連続で単年度の黒字決算を達成 したこと、新入会員として131期318名を迎え、同窓 会員は通算で4万人を超えたこと、会員親睦、学校 支援及び社会貢献の各分野において、幅広い同窓 会活動が展開されていることなどが報告されました。
<卓話>
司会は多田裕史くんが務め、ユー モアを交えながら卓話者である牛尾 知雄くんの人となりが紹介されまし た。牛尾くんは、北野高校を卒業後、大阪大学工 学部に進学し、大阪大学大学院工学研究科博士課 程を修了しました。アメリカ航 空宇宙局(NASA)マーシャル宇 宙飛行センター研究員として 活動した後、大阪大学大学院 工学研究科准教授、首都大学 東京教授を経て、2019年(令和 元年)に大阪大学大学院工学研究科教授に就任しま した。本日は、「ゲリラ豪雨を瞬時に把握~フェーズ ドアレイ気象レーダーの研究開発」の題目で講演が されました。これまでの気象レーダーでは、雲の大 きさなどの観測に5 ~10分間を必要としていたとこ ろ、積乱雲などは10分で大きく成長するため観測 スピードが追い付いていなかったのですが、牛尾く んを中心とするグループが開発した最新のフェーズ ドアレイ気象レーダーによれば、観測時間が10 ~ 30秒に短縮され、何分後にどの場所で雨が降るか を予測でき、数分程度の非常に短い時間で生成す るゲリラ豪雨の予測につながるデータを提供できる ようになるとのことでした。これらの研究開発によ り、近年頻発する豪雨災害に対して安心安全な社会 を構築することができれば、これほど素晴らしいこ とはないと感じ入った次第です。今後も、牛尾くん には我々の社会に役 立つ研究を継続され ることをお祈りして います。 講演の終了後、牛 尾くんと3年生の時 にクラスメイトであった森下玲子さんから花束贈呈が され、質疑応答の際のマイク係を務めた大中絵里さ んとともに、牛尾くんとの記念撮影が行われました。
【第2部 懇親会及び131期歓迎会】
<オープニング>
第2部の懇親会及び131期歓 迎会は、六稜会館3階ホールに おいて、行われました。
司会は佐藤栄哲くんと森仁美さんが務めました。 お二人とも元気一杯に自己紹介をした後、最年長91 歳の金津博直さん(59期)による乾杯のご発声とと もに開宴となりました。その後、新たに同窓会会員 となった131期を代表して、大森裕梨香さん及び中林 彩佳さんら4名の方からご挨拶をいただきましたが、 それぞれ若くてフレッシュですがすがしく、31年後の 六稜同窓会の幹事は安泰であると確信しました。
<アトラクション>
今回の懇親会のテーマは「笑顔(smile)」です。ア トラクションでは懇親会史上初めての試みであるラ イブペインティングが行われましたが、その実演者 である武内祐人くんが「I wish you are always smiling. (笑顔がたくさん見つかりますように)」とのテーマ でイラストを描いていることに由来するものです。
武内くんが上記の テーマで描く笑顔の 動物や子どもたちのイ ラストは、雑貨アイテ ムや広告などで多数使 用され、2015年(平成 27年)からは小学2年生国 語の教科書(東京書籍)の表紙にも採用されていま す。武内くんは、普段は静かな場所で90分程の時 間をかけてライブペインティングを行うのですが、 本日は、少々騒がしい場所で40分のショートバー ジョンで描いてくれました。BGMを背景に、急ピッ チで汗びっしょりとなりながら、白地のカンバスに かわいらしい動物のイラストを描いていく武内くん に皆さんの視線が集まり、中には写真や動画を撮 影される方もいらっしゃるなど、注目度は抜群でし た。完成した折りには拍手喝さいとなり、会場は 大いにわき上がりました。
<お楽しみ抽選会>
毎年恒例のお楽しみ抽選会では、多数の賞品が 提供されました。北浦力くんが経営する北浦酒店 のお食事券、中井美紀さん提供の阪神タイガースT シャツ、西野香苗さん夫婦が経営する北海道網走 のオーベルジュ「ノーザンロッジカント」ペア宿泊 券、本庶元くんのお父様でノーベル医学・生理学 賞を受賞された本庶佑さん直筆のサイン色紙、そ して、武内くんが先程完成させたライブペインティ ングの作品などです。当選された方々は大変喜ば れ、とりわけ武内くんの作品が当たった方は、作 品の前で武内くんと一緒に記念撮影されるなど、 会場の雰囲気は最高潮に達しました。皆さん、本 当に笑顔でお楽しみ抽選会に参加されていました。
<エンディング>
来年度の幹事学年の紹介では、桝井貞次さんと 古木賀子さん(ともに101期)からご挨拶がありまし た。桝井さんからは、ラグビーワールドカップで活 躍した日本代表のようにワンチームとなって100期 から101期にボールをつなげていきたいとの意気込 みが語られました。
校歌斉唱では、高校 時代にハンドボール部で 活躍した美人で美脚の辻 本ゆき子さんが特注のタ クトで指揮を執り、昨年の100期同期会でも演奏し た大谷歩くんがピアノ伴奏を担当し、在校時にコー ラス部に所属していた坂田渉くんにリードされなが ら、全員で歌い上げました。
次は、毎年恒例の 応援エールです。今 年は、高校時代にソ フトボール部であった メンバー 8 名が応援 エールを行いました。道家祐子さんを筆頭に、喜多 悦子さん、木村知子さん、上田留美子さん、伊藤由 紀さん、加賀久美子さん、戸下智子さん、有森るみ さんが、これまた特注のオリジナルTシャツを着用 して、応援エールを切り、会場の皆さんも「フレーフ レー北野」と手拍子を送りました。会場全体が、先 輩も後輩もなく、一体となったと感じる瞬間でした。
最後に、早嶋茂同窓会副会長(87期) から、懇親会へのお褒めの言葉と、懇 親会のテーマどおり皆さんが笑顔で懇 親会から帰宅することを確信したとの 総括をいただきました。そして、全員で記念撮影 を行い、無事に閉会となりました。
来年以降も六稜同窓会が盛大に開催されること を祈念するとともに、改めて諸先輩方及び事務局の 皆様に御礼申し上げます。なお、最後になりました が、100期の皆さんには、大変忙しい中、献身的に 準備に参加していただき、本当にありがとうござい ました。今回の準備の過程は、私にとって大変心に 残るものとなりました。また機会があれば、ぜひ集 まりましょう。その時を心より楽しみにしています。 文責・中川博文(100期) 写真・岡田文夫(100期)
秋晴れの爽やかな天候に恵まれた平成30年10月 28日(日)、六稜同窓会145周年総会が開催されま した。幹事を務めたのは我々 99期。一年間じっく りと準備を重ね、当日は239名の同窓生をお迎えし、 トラブルなく会を遂行することができました。様々 なアドバイスをいただきました事務局と98期の先 輩方には感謝を申し上げます。
【第一部総会】 司会の徳岡 浩二総務委員 長(92期)によ る開会の辞に 続き、吹奏楽 部現役の皆さ んが素晴らし い演奏を披露。大先輩である手塚治虫先生の代表 作『鉄腕アトム』の主題歌や、『UFO』『魅せられて』 『シクラメンのかほり』『襟裳岬』などの名曲メドレー に会場が大いに沸きました。
続いて上田成之助同窓会会長(80 期)からのご挨拶では、六稜同窓会 の会費収支が3年連続で単年度の黒 字決算を達成することができたとい う報告が。しかしながら、母校の発展に寄与する ための基金のうち『教育環境整備基金』が大変苦し い状況にあるため、会員様から継続的な支援をい ただきたいというお話がありました。
名誉会長の恩知忠司校長先生から 賜った祝辞では一年生の陸上部員が国 民体育大会に砲丸投げで出場し日本一 に輝いたというお話があり、会場からどよめきが。 北野高校の文武両道の精神が、今でも引き継がれ ていることが伝わるエピソードでした。
その後、同窓会常任理事の紹介をはさみ、笹川 忠士事務局長(74期)から事務活動報告がありまし た。2018年3月の卒業生317名を新た に会員に迎えたこと、若い方にも同窓 会に参加していただくためのプロジェク トチームを作ったこと。さらに、150周 年記念行事についても話をされ、学校、PTAと連 携しながら企画を練っていきたいとのことでした。
【卓話】
司会は99期の笹川顕子さんが務め、今回の卓話 者である水口裕之さんをご紹介。水口さんは北野 高校を卒業後、大阪大学薬学部に入学。卒業後は 同大学大学院薬学研究科博士課程を修了され、国 内外で研究員として活動された後、2008年に大阪 大学大学院薬学研究科教授に就任されました。こ の日は『遺伝子、ウイルス、iPS細胞と“くすり”』をテー マに講演。遺伝子の基礎的な説明から、遺伝子と ウイルスを “くすり”にする遺伝子治療、ウイルス療 法の現況、iPS細胞の医薬品開発への応用に関す る研究動向について分かりやすくお話ししてくださ いました。また、血液がんの治療に光明をもたら した “CAR-T 細胞療法 ”といった遺伝子療法の実例 解説もありました。
終了後は、水口さんと 陸上部で同期だった孫美 穂さんから花束の贈呈が。 「阪大生の間では年の割 にイケメンだと言われてい るそうです」という孫さん の一言に会場から笑いが起こりました。ちなみに、 卓話からひと月も経たない11月22日、水口さんた ちの研究グループが人のiPS細胞から小腸の一部を 育てることに成功したことが新聞で取り上げられま した。飲み薬は小腸で吸収され、肝臓を経て全身 に行き渡ります。すなわちiPS細胞で再生した小腸 は新薬開発の際、治療効果を調べるのに大きく貢 献するそうです。
【第二部懇親会】
卓話終了後、六稜会館3階ホールに場所を移して の懇親会、司会は99期の三好鉄弥さんと堀口由紀 さんが担当。そして、最年長91歳の羽間平安さん(58 期)による高らかな乾杯のご発声ととも に開宴となりました。懇親会は新たに 同窓会会員となった130期の歓迎会で もあります。新会員を代表し、花田毅 己さんが「素晴らしい先輩方が築いてこられた同窓会 の一員として頑張っていきたい」と挨 拶されました。若い皆さんのパワーで、 今後も同窓会を盛り上げていってい ただくことを期待します。
〈アトラクション〉
今回、我々 99期が掲げた企画テーマは『北野流、 変わるものと変わらないもの』。公立高校ながら独 自の路線を貫く北野高校。もちろん、時代ととも に変わるものはあれど、戦前から連綿と受け継が るものも数多くあります。それらを後輩たちにも伝 えていきたいという思いをテーマに込め、アトラク ションを企画しました。
まずは、今回の懇親会を牽引してくれた、毎日 放送で人気帯番組のチーフプロデューサーなどを 務める村田元さんの編集によるスライドショー『相 変わらずで145年』を上映。このスライドでは “春 の球技大会 ”“水泳大会 ”“体育大会 ”“断郊競争 ”な ど北野高校でずっと変わらないものを、現在から 戦前まで、卒業アルバムの写真で遡るという手法 で紹介。各時代における十三のトピックスを挟み、 時代にマッチした音楽挿入するという演出がスライ ドをいっそう盛り上げていました。
スライドショーの後は歓談をはさみ、次の企画『北 野高校あるあるランキング』へ。こちらは、第一部 の総会前にあらかじ め取らせていただい た「北野高校で一年間 のうち一番しんどかっ た思い出は何?」など 3問のアンケートの回答の票数を、ランキング形式 で紹介するというもの。そして、各問とも3位から 1位まで紹介した後は、アンケートに答えていただ いた方対象の抽選会を実施。プレゼントは、北野 高校で使われているのと同じ縄跳びやラジオ体操 のCD、我らが99期の有働由美子さん著「ウドウロ ク」、手塚治虫先生のグッズなどを用意。少し遊び 心の効いた抽選会となりました。
〈お楽しみ抽選会〉
毎年恒例のお楽しみ抽選会はまず、北新地 「ちょいとBar 山田屋」マスターの山田功一さん提 供によるビールと高級缶詰の “ちょい飲みセット”を 2名様にプレゼント。
次に、兵庫県の但馬を拠点に宿の集客アドバイ ザーとして活躍する松本裕子さんが用意した“米(武 勇田)”、“但馬の海の幸セット”、“但馬牛「但馬玄」 セット”を計5名様に。当選された方は両手を挙げ て喜ばれるなど、会場は熱気で包まれました。
〈エンディング〉
次期幹事学年の 紹介では、100期の 方々 4 名が登壇さ れ中川博文さんが 「来年もいい総会、 懇親会を開催でき るよう準備を進めてまいります」と意気込みを語られ ました。
校歌斉唱では、在校時にバンドでキーボードを 担当していた鵜飼 裕子さんが指揮を とり、オーケストラ 部出身の川上泰隆 さんがピアノ伴奏を 担当。そして、バン ドでボーカルを担当 していた前田裕美さんの美しい歌声にリードされ ながら全員で歌い上げました。
さて、こちらも毎 年恒例の応援エール。 今 年 は、 様 々 な 運 動部出身のメンバー が 有 志となり『エー ル戦隊!ゴオウエン ジャー』を結成。メンバーはラグビー部出身の山田 功一さん、野球部出身の辰巳知行さん、バレーボー ル部出身の木村直照さん、合気道部出身の太田嘉 幸さん、陸上部出身の生田研一さん。各部のユニ フォームをまとった5名のエールに合わせ、会場の 皆さんも「フレーフレー北野」と手拍子。全員がひ とつになったひとときでした。
最後に野村正朗同窓 会副会長(82期)から、 懇親会へのお褒めの 言葉と、来年の幹事 100期への激励をいた だきました。そして、全 員で記念撮影をし無事閉会。
来年以降も同窓会が盛大に開催されることを祈 念するとともに、改めて、同窓会事務局の皆様、諸 先輩方、当日お手伝いいただいた99期の皆様にお 礼を申し上げます。 ※99期生は旧姓で表記させていただいています。
文・濱野希世(99期) 写真・加治木一彦(99期)