●講師:
津川 義明(つがわ よしあき)さん@79期
●肩書き:
フリーランス・マーケッター
●講演タイトル:
『ネット情報時代の護身術「騙されないためのマーケティング講座」』
●講演要旨:
2000年には広告費全体の40%がテレビ広告でした。2019年にインターネット広告がテレビを超え、2021年にはマスコミ四媒体広告費を上回りました。広告メディア(テクノロジー)の変化は、マーケティング(テクノロジー)の変化に直結しています。ネット時代のマ―ケティング(テクノロジー)のメリットを簡単にゆうと、「企業は大量の(商品)情報を安価に発信できるようになり、消費者は受け取る(商品)情報が増えて選択肢が広がる」ということです。しかし、このメリットは、「企業は大量の(偽)情報をたやすく発信できるようになり、消費者は受け取る(偽)情報が増えて騙されやすくなる」とゆうダークサイドも、たやすく抱えこむことになります。多くの企業が、このダークサイドに落ちて消費者をいかに騙そうかともがいているのが、ネット情報時代の、ぞっとするけれども避けられない現実です。本講座では、現代マーケティングの手法を学び、騙しのテクニックを知ることで、「騙されない商品選び」だけでなく「騙されない情報選び」を身に着けていただきます。
以下の三部構成です。
第一章 マーケティングて、なに?(マーケティング進化の歴史)
第二章 人はなぜ騙されるのか?(影響力のメカニズム)
第三章 騙されないための護身術(「なんか変」原理)
●略歴(プロフィール):
1979年日本SPセンターにてテクニクス・オーディオのコピーライターとしてキャリアスタート。松下電器(現パナソニック)担当チーフとして、ロサンゼルス(84年)ソウル(88年)バルセロナ(92年)のオリンピック・キャンペーンを手がける。2001年よりITマーケティング・チーム主幹として、パナソニック「つなぐともっと面白い」(01年)「探検キッズ」(02年)「ものづくりスピリッツ発見マガジン・イズム」(03年)等のサイト構築をプロデュース。2008年デジタル絵巻(縦書き)プロジェクトリーダー。2012年シニアマーケティング研究室室長。2013年よりフリーランス。著作に「戦略的クロスメディアマーケティング」(03年)「羊をめぐるマーケティング」(06年)。大阪大学基礎工学部制御工学科卒(76年) 。大阪在住。[79期]