これに気をよくしてルーブルでも同じことを試みた。ルーブル地下の"Virgin"と呼ぶ絵葉書屋にルーブルの前売り券があったが、通常より少し高い。しかし実際の入場時にルーブルは前売りの必要がないことがわかった。自動券売器が4台もあり、入場口も数箇所ある。むしろ混雑するのは手荷物チェックの場所である。やはり柳の下にドジョウはいないことを知った。 パリでのお勧めはバスに乗ることである。カルトオランジュを買うときに請求すると地下鉄やバスの路線図をくれる。これと地図を見比べると、バスが通る道路が特定できる。たとえばオルセ美術館からコンコルド広場、シャンゼリゼを通って凱旋門に到るバスが73番であることがわかった。早速乗車したが、シャンゼリゼを凱旋門に向かって走るので、写真のように凱旋門が正面から見ることができ、しだいに近づくのはなかなかの迫力である。ただ一方通行の道の場合、反対方向に向かうバスがどこを通るのかを見つけるには手間がかかる。リヨン駅からセーヌに沿って走る24番バスの逆向きがしばらくわからなかった。ルーブル・リボリのバス停でリヨン駅へ行く24番を見つけたときは妙にうれしかった。 |