ヨーロッパカップサッカーが始まりました。ご存知の通りオランダは人口1600万人の小国ながらサッカーの強豪国(現在世界ランク4位)、ワールドカップでもヨーロッパカップでも、たいてい上位に食い込みますが、今回は非常に厳しい予選グループに入ってしまいました。さて、どうなることやら。(同組には世界ランク3位のドイツ、9位のデンマーク、10位のポルトガル)
街の皆さんは下の写真のようにオランダのシンボルマーク・オレンジ色の小旗を家の前に飾り立て、遠くウクライナに届けとオレンジライオン(サッカー代表チームの愛称)に声援を送ります。
最近はオランダリーグで絶えず日本人プレーヤーが活躍するので、日本でもメディアの話題になることが増えたようですね。三強と言われる強豪(アムステルダム・アヤックス、フェイエノールト・ロッテルダム、PSVアイントホーフェン)でも、かつて小野伸二選手や宮市亮選手がフェイエノールトで活躍しました。
地元のAZアルクマールは三強に次ぐ強さと言われ、2008/09シーズンに28年ぶりの優勝(その間の優勝は上記三強のみ)、昨(2011/12)シーズンは一時首位にも立ちましたが、残念ながら4位に終わりました。これまで日本人選手が所属したことはありませんが、2年前にVVVフェンロー所属だった日本のエース・本田圭佑選手の移籍が取り沙汰された時、ローカル新聞に「ホンダ獲得か?!」の憶測記事が載りました。
少年サッカーチームも多数あり、ウチの子の同級生男子の多くがどこかのチームに所属していて、その中でも上手な子たちがAZアルクマールのジュニアチームに選ばれます。詳しいことは知りませんが、ジュニア育成法はオランダ全土で非常にシステマティックに研究されており、総人口が多くない中、常に世界の強豪であり続けるための工夫に怠りがないようです。
最近日本では女子サッカーが人気ですが、オランダ女子の間で断然人気なのはフィールドホッケー。常に世界トップクラスの実力で、プロリーグもあります。週末や平日の夕方、ホッケースティック片手に自転車で練習に向かう女の子達が目に止まります。もちろん女子サッカーチームもありますし、男子ホッケーチームもあります。
次回はオリンピックにまつわる話を紹介したいと思っています。では、今回はこのへんで。