六稜同窓会のみなさん、それから、ワタシの拙いオランダ便りをお読みいただいていたみなさん、ご無沙汰しています。長い間連載をほっぽらかしておいて、大変失礼いたしました。このままこっそりフェードアウトしてもよかったんですが、レイアウトが変わったこともあり、心機一転して連載タイトルも変更、文体や一人称も“ヤラカイ目”にして、新規連載っぽくいきたいと思います。2006-2009年の連載は旧レイアウトでもお読みいただけます。
タイトル(Vanaf vaart water)のオランダ語用法には、実は全然自信がありません。もし、意味が通らないぐらい間違ってるようなら、来月には変更しているかも知れません(苦笑)が、とりあえず、これで行きます。
さて、日本の今年の冬はどうでしたか。オランダは2月の上旬から半ばにかけて、27年ぶりの冷え込みだったとかで、運河やら湖やらが氷付き、3年ぶりに天然氷でスケートが楽しめました。3年前と違って、雪が氷の上に降り積もったため、人の手で雪をどけないとスピードを出して滑るには危ないので、3年前に比べると滑れる範囲が限られていたのは残念でした。
3年間のスケート教室通いで多少は滑れるようになったので、30キロツアーなんかがあれば参加してやろうかい、と意気込んでたのですが、友人に湖に連れていってもらって滑ってみる(動画)と、向かい風をまともに受けて滑るのはなかなか大変だ、ということを実感しましたので、けっきょく無謀な挑戦をすることのないまま、気温の上昇とともに天然スケート場はもとの水路に戻りました。カヌーでも向かい風のキツさは何度も体験済みですが、滑る技術がまだ拙いうちは、向かい風での進まなさは3倍ぐらい疲れてしまいます。
そんなわけで、冷え込む日がそれなりに続いていたのですが、オランダ7回目の冬で慣れたからなのか、大阪生まれ大阪育ちのワタシも風邪ひとつひかず凌ぐことができました。日本の都市部のように人口密度が高くないので、ウィルスを持っている人に近寄らないおかげかも知れませんが、室外の空気が乾燥していないのが、寒くてもそれほど辛くない原因なのかな、と思っています。
では、今回はこのへんで。