ヘンリー君
掃除機のヘンリー君。部屋をきれいにするのに欠かせない子です。ヘンリー君には放浪癖があり、よく指定の場所からいなくなって1週間経っても戻ってこな かったり(要は誰かが使ってそのまま返してないか、他の場所に放置されている)、帰って来たかと思えば別人になってたり(機種は同じだけどモノが違う)し ます。何故ヘンリーという名前であるのかは不明。黄色いジミー君も居た気がする。
そんでもってヘンリー君は、普段は共用キッチンにある大きな戸棚の中に入ってます。この戸棚には鍵がかかっているため、掃除機を使うには、いちいち受付ま で行って鍵を借りてこなければならず、非常に面倒くさかったり。しかも鍵合わない。いやいや、真面目な話。去年、掃除機を使おうと思って戸棚の鍵を借り て、戻ってきて差し込もうとすると、鍵と鍵穴の形が合わなかった。
そんなことがあったもので、しばらくは下の階の鍵を借りて、そこの掃除機を使ってたんですがね。どんなことにも抜け道はあるもので。この場合の抜け道は至 極単純で、まあその戸棚は鍵を開けなくても開くんです。何というか、引き戸2枚でドアが構成されていて、一方にしか鍵がかかってないもんで、もう一方の引 き戸(ただし取っ手なし)を手のひらとかで押しながら引けば開いちゃうんですよ。これが分かった時はかなり嬉しかった。しかし他の住人たちは、そんなこと はとっくに知っていたらしく、よくそっち側のドアが開けっぱなしになっていてヘンリー君がいない(笑)。
残されるべきでない場所に残された足跡(笑)。コンクリのタイルがひびやら何やらでがたがたしてたんで、この間からひびや穴を埋める工事が行われてたんで すがね。誰かうっかりだか意図的にだか、まだやわらかいコンクリを踏んだようで。
工事の意味がって言うか単純に穴の深さと大きさだけ考えればむしろ広がってる(笑)。しかしもう工事をやり直すわけにもいかないので、このまま ずっと残る模様。ハリウッドスターじゃないんだからさあ……。