ウィーンの散歩道 ~Mit der Musik【第15話】

2009年10月24日


▲ウィーン市内のアルテドナウ


2009年夏休暇

皆様、たいへんご無沙汰していました。
しばらく連載をお休みしていましたが、今月から再開しようと思いますので、よろしくお付き合い下さい。
この夏、7月から9月に渡っていろいろな所へ行ってきました。残念ながら夏のバカンスのような休暇はありませんでしたが、コンサートやコンクールの伴奏 でドイツに行ったり、日帰りの遠足に連れて行っていただいたり・・・今回はそれらの写真に解説を加えながら、私の夏休暇の様子をご紹介したいと思います。

1枚目の写真は、ウィーンから車で1時間ほど走ったドナウ川沿いに広がるワイン畑です。オーストリアのワインはフレッシュで爽やかでおいしいんですよ!
そして、2枚目はヴァッハウ渓谷の小さな町、デュルンシュタイン。


▲ヴァッハウ渓谷のワイン畑

▲デュルンシュタイン

リチャード獅子王が幽閉されていた12世紀の古城に登ってきました

さて、次の写真は2009年ヨーロッパ文化中心都市リンツ(オーストリア)でのアンサンブルコンサートの様子です。
ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテット、と7月8月シリーズで5夜に渡る演奏会で弾いてきました!
第1夜ではベルギーの作曲家がリンツのために作曲した『リンツァーサーカス』のピアノソロの曲を、初演で演奏させていただきました。一緒に写っているのは作曲者です。


▲リンツの夕景

▲コンサート会場

▲作曲者と記念撮影

▲アルテドナウ

右の写真は、ウィーン市内のアルテドナウです。  ページの最初にも載せてありますが、町の中心から電車で15分ほどのところにあり、水がきれいで十分泳げます。この日はお天気が良く、泳ぐ人、ボートに乗る人、ヨットを楽しむ人、白鳥さんで賑わっていました。

下の写真は、ウィーンから車で1時間以内にある大きな湖、ノイジードラー湖です。
オーストリアとハンガリーの両国にまたがるほどの広さで、絶滅危機に瀕した動植物が生息し、また渡り鳥の中継地でもあるということで、世界遺産に登録さ れています。その評判を聞いてちょっと遠くまで足を伸ばして来てみたのですが……、水はアルテドナウのほうが数段美しく、少しがっかり。でもボートに乗っ て飛び込んだりしてみました。


▲ノイジードラー湖

▲ノイジードラー湖

以前にもウィーンの夏をご紹介したことがありますが、シェーンブルン宮殿の庭園の美しさは格別です。
宮殿は家の近くにあるのですが、最近なかなか行く機会がなく、京都芸大の友人が来てくれた際に久々に散歩をしました。やはり豪華で美しいですね。
最後の写真は、お天気の良いある日曜日。クロスターノイブルグの近くにひっそりと静かにある森へ、お世話になっている方に連れて行っていただきました。沼もあり、野生動物がたくさん潜んでそうな雰囲気でした。
次回はドイツの写真と、先月日本に約2年ぶりに帰ったのでその時の様子を書こうと思います。