東京六稜会

    第49回総会のご報告


    reporter:田中和明(当番期87期)

     東京六稜同窓会第49回総会が6月1日(日曜日)、東京駅前の日本工業倶楽部で盛大に行われました。連日の雨で天候が懸念されましたが当日は快晴に恵まれ、125名に出席いただきました。ご来賓として大阪から北野高校校長石本正明先生、前校長中垣芳隆先生、六稜同窓会会長山本次郎氏など計6名の学校並びに同窓会関係者のご臨席を賜りました。
     本年度の第49回総会は、87期(昭和50年卒)が当番期として全体運営を行いました。従来から慣れ親しんできた総会の運営方針を踏襲しながらも、明るく楽しく思い出に残る総会にしようと、当番期一同は様々な企画を試みました。総会の運営は厳かな中にもできるだけテンポよく、記念講演は87期の誇るエース松島みどり衆議院議員を起用し印象に残る話を、懇親会は六稜生が一体感を持つ事ができるような企画をと、当番期ならではの緊張感と高揚感のなかで、何度も同期会を開催し、事前準備を進めてきました。

    第一部【総会】
     第一部の総会は、日本工業倶楽部2階で、午後6時から行われました。総会は、東京六稜会志甫溥会長(66期)の開会の挨拶から始まりました。志甫会長は、挨拶の冒頭で遠路大阪よりお越し頂いたご来賓の方々への御礼を述べたあと、「来年は東京六稜会発足50周年で節目の年になります。これを機に総会の場所や運営方法も見直し、新たな総会にしていく所存です」との同窓会の活性化へむけた意気込みを語りました。また、「30周年で出席者だけに配られた記念誌に相当する冊子を50周年でも作りたい」との構想を語りました。
     
     続いて、名誉会長の石本正明北野高校校長からのご挨拶がありました。今年四月から前中垣校長の後任として着任された石本校長は、これまでの北野高校の路線を踏襲しながらも、新たな北野像を作り上げていくことを静かな語り口ながら、しっかりと宣言されました。続いて、六稜同窓会の山本次郎会長(62期)から丁寧なご挨拶がありました。
     ご来賓の挨拶の後、東京六稜会事務局の黒岩暎一氏(75期)より、東京六稜会および東京六稜倶楽部の会計報告と第49回決議事項ならびに報告事項の説明がありました。決議事項では、東京六稜会役員の改選で、15名の再任と3名の常任幹事辞任および4名の新任が報告されました。会計報告は、出席者の多数の賛成で承認されました。

     
    第二部【記念講演】
     総会に引き続き、衆議院議員松島みどり氏(87期)による記念講演会がありました。連日の重要法案審議の疲れも見せず、「落下傘候補、代議士歴6年に」と題した、衆議院議員になるまでの豊富なエピソードを、軽妙な語り口で語る姿は、北野高校時代に、大手前戦の歓迎の挨拶を大勢の前で堂々と語っていた姿を思い起こさせました。

    第三部【懇親パーティー】
     第三部の懇親パーティーは、場所を三階のホールに移して行いました。当日出席中の最高齢の中太郎兵衛氏(46期)の乾杯のご発声により、懇親パーティーが開始されました。
     田上(岡)妙子さん、田中和明の87期コンビの司会進行で、ご来賓の方々のご挨拶を頂きました。中垣芳隆前校長のご挨拶は、4年間の北野高校で取り組まれた教育と着実な大学合格者の増加、スーパーサイエンススクールとしての実績などを踏まえた素晴らしいものでした。引き続き鎌田俊一教頭(81期)、同窓会担当の出口学先生(94期)および六稜同窓会事務局長の木村市三氏(73期)からのご挨拶がありました。
     
     しばしの歓談の後、87期の総力を結集したアトラクションが始まりました。加幡(山崎)多賀子さんと田中の関西弁コンビが掛け合いで、景品争奪クイズを始めました。題して「北野カルトクイズ2006」です。当日出席の六稜生ならば、誰でも知っているあの逸話やこの話、聞いた事があるが何だったっけ、という北野に関わるクイズです。「北野の歴代の校長先生は何人?」「断郊競走についてお聞きします。」「87期の我々が、在学中に何故百周年記念式典があったのでしょうか?」等等、珍問奇問が三問択一形式で次々と出題され、参加者は、各期の仲間と激論を繰り広げながら、自分がこれだと思うものを選んでいきます。「校舎の壁にあったグラマンの掃射跡の数はいくつ?」には、「俺は、自分で数えた」と正解を自己申告する方も現れるなど、出席者全員が、久しぶりに北野生の気分に戻って頂けたようでした。断郊競走の十位以内の方には、正解のボーナス点が与えられるなどにより、早々と4問正解で景品を獲得する人や、「俺は最近、北野の歴史を全て調べ直したのだが、その答えは・・」などの抗議がでるなど、和気合い合いの内にアトラクションは終了しました。
     引き続き、新たな学生会員(117期と118期)一同の自己紹介と抱負の紹介がありました。ついで、当番期の87期全員が登場し、吉村正直くんから挨拶をしました。87期の記念撮影の後、88期が集合し、楠本佳子氏より来年度総会担当への決意表明がありました。

     最後の挨拶は、出席者の最次年長の中村典美氏(49期)による、東京六稜倶楽部への出席のお誘いと最後の乾杯でした。中村氏は、「六稜の星」を歌い出され、全員でフルコーラスを歌いました。
     
    そして最後のトリは、毎年恒例の応援団の竹村(泉)次郎氏(73期)の登場です。竹村氏の音頭で、もう一度「六稜の星」を、全員が肩を組んで歌いました。こうして、出席した六稜生全員の暖かいご協力とご理解で、司会進行で様々なハプニングを起しながらも、懇親パーティーはお開きとなりました。
     次回は「東京六稜会50周年記念総会」平成19年6月9日(土)、神田の学士会館において開催される予定です。

    Update:Oct.13,2006