北野の校区みてある記
【長柄のすすき~秋のおとずれ】
reporter:壽榮松正信(74期)
淀川右岸を、東に上ると柴島浄水場があります。
断郊競走では、このあたりでUターンをしましたね。
そのあたりには「ススキ」の群生があります。
今、秋風にたなびき心地よい風景を醸し出し淀川周辺に、秋の深まりを告げています。
大阪市に水源地として、桜宮に浄水場ができましたが、人口が増加し、大正3年(1914年)に「柴島」(くにじま)の地に新しい浄水場が作られました。
現在、大阪市の水の半分を処理する能力を持っているそうです。




【参考】釣瓶(つるべ)
江戸時代の女流俳人「千代女」の句に『朝顔や つるべとられて もらひ水』というのがあります。
ほとんどの家庭に水道があるので、井戸に用いた『釣瓶』についてはご存知のない世代がかなり増えていると思います。
それに、井戸があっても、ポンプで水を汲み上げるので、本当の釣瓶という言葉は死語になりつつあります。
井戸に、バケツ状の釣瓶を、開口部を下向けに落とすのがこつで、巧く水を掬うことが出来るのです。