第13回全国中等学校優勝野球大会、出場
昭和2(1927)年8月13日
1915年にはじまったこの大会(いわゆる夏の甲子園)の予選(大阪大会)で、北野は何度か決勝戦まで進むが全国大会出場は成らず、この13回大会で始めて甲子園出場を果たした。 その模様はこの年から始まったラジオの実況放送で全国に伝えられた。結果は、2回戦でこの大会の優勝校である高松商業(選手の中にのちにプロ野球で活躍した水原茂もいた)に1対8で完敗した。
しかし、この年の北野の野球部の活躍はめざましく、京阪神中等学校選抜野球大会に優勝。 さらには中部日本選抜中等学校野球大会にも優勝を果たしている。
なお、いわゆる甲子園の夏の大会に北野が出場したのは、後にも先にもこのときだけである。 第14回大会では決勝まで進んだが、豊中中学に破れて出場は果たせなかった。
北野高校が夏の甲子園に再度出場する日が来ることを祈り、野球部の奮闘を期待したいものである。