平成10年7月12日(日)
鶴見緑地グランド・咲くやこの花舘
reporter:萩原伸治(63期、六稜サッカー部OB会広報担当)
特に関西地方が強かったと記憶しています。ルールを知る人も少なくキック&ダッシュ方式のフォーメイションが殆どで「キーパー以外は手を使えないスポーツだ」と云う程度の常識でした。
勿論、戦後間もない頃でしたのでボール、シューズを手に入れる事も容易ではありませんでした。与えられたボールを部員達が繕い、殆どの部員はズックか裸足で練習をしておりました。
その当時から50年が経ち、今では600名以上のOBを有し、日本でもサッカーのプロ(Jリーグ)が誕生、日本中サッカーブームが到来し、大阪府でもベスト16に名を連ねる程の実力も着いて来ました。平成9年に良きライバル校である天王寺高校サッカー部が創部50周年を迎えられ、一年遅れで今年は北野高校が創部50周年を迎えた訳です。
六稜サッカー部OB会では2年程前から関係者間で記念イベントを検討してまいりましたが、天王寺高校との定期戦も、今年が丁度50回の記念大会となる関係から普段は高校生では試合も出来ない芝生のグランドでやる事となりました。関係者の努力で7月12日(日曜日)大阪なみはや国体で新設された鶴見緑地球技場をエントリーする事が出来、天王寺高校との第50回定期戦・OB戦を、メインイベントとして実施致しました。
定期戦終了後は隣接する「咲くやこの花舘」一階レストラン“グリーンホライゾン”で記念式典とパーティーを実施。秋田典昭北野高校校長はじめ松田天王寺高校校長、北村天王寺高校サッカー部OB会会長、六稜同窓会菅代表他…多数の来賓を招き、会場満席の盛況で終始和やかに運ばれた。
式典開会に先立ち故平石亮三先生はじめ多くの物故者に対し黙祷を捧げ、片岡良雄サッカー部OB会会長(61期、創部1期生)の挨拶に始まり、来賓各位のご祝辞を頂戴し、現サッカー部顧問の井上和彦先生にOB会長より感謝状と記念品が贈呈され、現三年生の主将曽我恭匡君から近況報告と選手権に望む決意の表明があり、全員で校歌を合唱し閉会した。
【創部50周年記念品】
◇記念ネクタイピン
※第50回対天王寺高校定期戦の戦績は次の通り
◇現役定期戦 北野 1vs0 天王寺
◇OB戦 北野 6vs3 天王寺