六稜NEWS-031225
     
    美美庵X'masNight2003

    reporter:矢野圭子(110期)


    2003年12月25日、85期コンビが手掛けたダイニング「美美庵」(六稜News-030717)で、クリスマスイベントが開催された。7月のオープニング以降、大々的なイベントを行うのは今回が初めて。クリスマスということで、吹き抜けの店内には5メートルの樅の木が装飾された。灯りも少し暗めでムードのある演出だった。音楽は、自然に体が動くようなラウンジミュージック。いつもは別室に隠されているグランドピアノも今夜ばかりはお披露目というかたちになっていた。

    スペシャルゲストとしてMCにFM802の人気DJ、KIYOMIさん、ライブアーティストに中尾友香さんを迎え、パーティ会場を盛り上げた。

    KIYOMIさんといえば、サルサダンスをこよなく愛し、サルサダンススタジオCHEVEREの主宰であることも有名。この日も音楽にあわせて軽快なサルサダンスを披露し、来場者をもまきこんで会場の一体感をつくりだしていた。
     
    中尾さんは、KIYOMIさんも注目しているアーティストで、クリスマスソングに加え、自身のオリジナルナンバーも熱唱してくれた。広島出身の彼女は、大阪のストリートを舞台にライブ活動を展開する新進気鋭の女声ヴォーカル。CX系ドラマ「傷だらけのラブソング」のヒロインオーディションでは、最終選考で中島美嘉と一騎打ちとなるなど、その才能は可能性に満ちており、今後の活躍が楽しみである。
     
    また嬉しいことに、ゲスト以外にも飛び入り参加のライブアクトがあった。美美庵常連のシャンソニストゆうき芽衣さんが『恋は水色』や『ホワイトクリスマス』のフランス語バージョンを弾き語りし、そのしっとりとした歌声で観客を魅了した。

     
    店内の建築デザインにも定評のある美美庵だが、この日は特別に、金の間にて山口智美さんによるプチネイルコーナーが開設され、聖なる夜にふさわしいネイルアートを体験することができた。ネイルアート初体験の感想は…「指先が綺麗になると、心も幸せ♪」。女性にとってメイクやアクセサリーがそうであるように、ネイルアートも魔法をかけてくれるようだ。山口さんはネイルチップなどのオンラインショップを経営するかたわら、パーティやイベントなどへの出張ネイルサービスなども行っている。現在は、店舗経営のための場所探しに奔走されているとのこと。

    4時間に渡る美美庵X'masNightの最後を締めくくったのは、ジョン・レノンの「ハッピークリスマス」。中尾さんのリードにあわせて来場者全員での合唱は、とても心に残るものだった。美美庵のコンセプトは「大人が楽しめるサロン」そして「若き芸術家の活躍の場所」。その想いを余すところなく盛り込んだ今回のクリスマスイベントは、今後の更なる展開への確かな一歩になったといえるのではないか。


    Last Update: Dec.29,2003