一 あゝ六稜の星の下(もと)
高き理想の健兒らが
劍と筆に打ち樹てし
誇は馨る六十年二 尊きつとめ身に負ひて
撓まぬ歩調(あゆみ)行くところ
阻むものなし學舎(まなびや)の
傳統(つたへ)燦たり六十年三 八紘爲宇の大御業
いま日の本の大使命
詔かしこみ進み征く
歴史の力六十年1943(昭和18)年10月10日午前9時より講堂で記念式、引き続き午前10時半より慰霊祭、午後2時より朝日会館で記念講演会が行われた。
翌1944年8月5日、六稜同窓会より記念誌『創立六十周年』が発行された。『創立五十周年』に比べ、厚さ、紙質などいずれも格段に劣っているのは、戦争末期の物資不足を如実に物語っている。