六稜同窓会ホームページ開設準備委員会
石田雅明(73期)
そんな中、六稜同窓会は世界に通用する「これこそ同窓会ホームページの模範」と言えるホームページを目指して、半年にわたる熱い議論と膨大な資料の収集を経て、ついにその誕生を見た。
確かに、同窓会というものは「昔を懐かしむ」場所というのがそのベースではある。「ノスタルジア」「青春への回帰」これをもって同窓会の最大の意義であるとするなら、若き同窓生にとっては無縁の場所である。「若い人が出てこない」と嘆く声をよく耳にするが、出てこようという動機付けが無いのだから出てこないのが当たり前なのかもしれない。
六稜同窓会ホームページは、世代を越えて年寄りも若者も対等に集える場所としての目的意識で誕生した。父、母、祖父、祖母、あるいはそれ以上に世代の離れた先輩たちとフェイス・トゥ・フェイスで、対等の立場でのコミュニケーションを求めるのは困難である。しかし、ホームページ上では全く対等の立場でコミュニケーションが計れるはずである。縦のつながりを強める手段の一つとして、このホームページがいささかなりとも機能してくれれば、これほど嬉しいことはない。
六稜アルマナックでは、水泳大会や体育大会、断郊競走といった…主にスポーツの記録類を中心に、北野での懐かしい生活を振り返る。
準備委員会は、この9月23日の開設をもってその役割を終え、いったん解散となる。しかし、このスタートを切ったばかりのホームページを今後どのように発展させ、どのように維持管理していくか…については、新たに運営委員会を組織、発足させ、より一層同窓会にとって有益な情報伝達と文化の蓄積手段となるように尽力したいと願っている。
同窓会員であれば誰もが運営委員会のメンバーになる資格がある。コンピューターやネットワークの専門家のみならず、色々な分野から色々な発想を持った人たちが、忌憚無く意見を述べていただけることを切望している。
開設準備委員会では「どのようなホームページを作り上げるか」尋常ではない情熱を持って議論を重ねてきた。しかし、実際に顔を合わしたのはほんの数回に過ぎず、殆どはメーリングリスト(ML)の活用で、驚くべきことに2,000通を超える電子メールのやりとりが中心となった。
69期から104期まで…実に45歳の世代格差がありながら、ML上での議論は全くその格差を感じさせず「縦のつながりが、かくも強固に実現したのは歴史的な出来事であった」と思う。
新たに発足する運営委員会では、その枠をさらに広げ、真の意味での同窓会の「場」として育てていきたい。ぜひ…若い皆さんは委員会への参加を申し出てほしい。
●六稜ホームページ運営委員会ML
rikuryo@iijnet.or.jp
※参加ご希望の方は、氏名・期(卒業年次)・E-mailアドレスを明示のうえ、上記MLまでお申し込みください。老若男女・自薦他薦を問いません。