★45期では『悪童たちのポプラ便り』を発行した。同期の森繁久彌氏が題字を呈した100頁のこの冊子は悪童記に徹するということで、マジメな原稿は掲載を断ったという、いまだにやんちゃぶりを示す45期らしいもの。今だから明かせるイタズラや、伝説化した悪さが満載。「繁さんを囲む同期の会」に合わせて作られたが、残部はないとか。事務局には1部いただいている。
★70期の松本徹三さんは久慈毅の筆名で『「日本の会社」を生きる君たちへ〜海外で働く父からの20通の手紙』(ダイヤモンド社)を書いた。香港で事業を始めた父に、日本にいる3人の子供たちが会社での悩みなどを相談する。父は手紙で、日本の会社の問題点や社会人としての生き方を指摘して子供たちを勇気づけるという内容。商社マンとして海外勤務も長かった著者の経験や思いをこめた書。昨年12月、『日経ビジネス』誌上で紹介された。
★79期の藤原良雄さんは硬派の出版で知られる藤原書店社長として活躍している。同社出版の『地中海』(F・ブローデル著)は昨年第32回日本翻訳出版文化賞(日本翻訳家協会主催)を受賞、同書の翻訳者が翻訳文化賞を受賞し、この賞では初めてのダブル受賞となった。藤原さんは、「野間宏の会」の事務局長を努めるなどの活動もしている。藤原さんの最近の仕事については、朝日新聞の記事(1996年7月21日読書欄)に紹介された。
会費は年額3,000円。
事務局は〒162東京都新宿区早稲田鶴巻町518 藤原書店内
電話:03-5272-0301 振替:00100-5-611146
★本校化学科教諭 矢作哲朗先生は写真部顧問として写真好きの生徒たちのご指導に力を注いで下さっているが、1995年7月山梨県早川町主催「第7回白籏史朗賞日本山岳写真コンテスト」に入賞された。
入賞作(入選「阿騎野」奈良県大宇陀町から 高見山系)について語っていただいた。
「大宇陀の山なみの美しさに魅せられて通うこと十数回。1994年11月下旬ついにこの朝もやに出会えました。白籏史朗賞入賞は、私の写真の大きな目標の一つで幸運にも実現しました。今後も大和路と山岳写真、それに本館校舎の写真を撮り続けたいと思います。」