六稜会報Online No.29(1995.9.15)


    会員News


      ★故萩原尚一さん(50期)の夫人洋子さん(宝塚市在住)から、尚一さんのご遺志として六稜同窓会に100万円のご寄付があった。山崎名誉会長と稲畑会長連名の感謝状が贈られた。なお、洋子さんの母校夕陽丘高校の同窓会にも同額の寄付をされた。

      ★吉良竜夫さん(前滋賀県琵琶湖研究所長、49期)が南方熊楠賞(自然科学の部)を授賞された。吉良さんは京都帝大農学部卒業、同学部助教授から大阪市立大学理学部教授になり、同理学部長を務められた。1982年から滋賀県琵琶湖研究所長、現在は滋賀県顧問(琵琶湖研究所担当)をしておられる。今回は環境保全に関わる基礎的研究分野としての生態学の研究に大きな業績を上げてこられたことに対して賞が贈られた。

      ★本年、戦後50年と卒業50年が重なる58期生は記念文集の発行を計画、年初来鋭意努力して来たが、このほど発刊の運びとなった。旧師3名・遺族4名を含む98名の寄稿を得たが、太平洋戦争勃発の前年に入学、終戦の年に卒業という特異な経験や思い出が語られ、母校北野中学校史の補完はもちろん、貴重な戦中史の一齣を形成していると言えよう。B6判・390頁・堅表紙・美麗箱入りの豪華本で、希望者には予価6千円(送料とも)で頒布する。

      ★61期同窓会記念誌(創立120周年記念)『十三堤』が刊行された。先生4名の寄稿を含む65篇からなる文集で、戦時中に在校していた期だけに、そのころの思い出がやはり多いが、どの文章も期を越えて胸を打つ。巻末の当時のクラス集合写真8葉が楽しい。本誌の問合せは内藤壽一さん・栗田仙次さんまで。なお、北野高校図書館に2部寄贈されている。

      ★120周年寄付者の追加 (敬称略)
        61期 真砂泰三 1万円
        66期 田尻 弘 1万円


    原典●『六稜會報』No.29 p.17