六稜会報Online No.28(1994.9.20)



    プロフィール
    北野に吹奏楽同好会誕生
    創立1年で大阪北地区代表校に


       創立120周年記念式典でのフィナーレに、応援歌“澱江の水”と校歌“六稜の星のしるしを”が高らかに吹奏楽の伴奏でなされたことは記憶に新しい。創立後3ケ月の大舞台であったが、部員一同懸命の演奏に好感がもてた。

       昨年7月正式に同好会と認められた蔭には、部長の藤原明紀君(3年)をはじめとする現役諸君の大きな熱意があったが、前任の貝塚南高校で一大ブラスバンドをつくりあげた実績をもつ音楽科の佐々木信明先生の指導が大きかった。

       本年7月2日、野球の市岡定期戦ではその向上した技術をいかんなく披露、伝統の一戦を盛り上げ、かけつけたOB連を喜ばせた。

       一方、ほんの力だめしと初参加した7月下旬の大阪府高等学校吹奏楽コンクール(小編成の部)では北地区大会に於いて、優秀賞を受賞してよもやの地区代表校に選ばれる快挙をなしとげた。さすがに本戦大阪府大会では奨励賞を得るに止まったが創立1年でこのめざましい活躍には関係者も注目しているという。

       現在部員は男子7名、女子26名の総勢33名、部長は創立時の藤原君から2年の西原亜紀さんにバトンタッチされ、北野に新しい吹奏楽をと全員猛練習に入っている。  六稜文化活動振興基金では新発足のこの同好会に本年6月楽器購入費の一部として活動助成金を贈った。


    原典●『六稜會報』No.28 p.20