中井正明
(64期・なにわことばのつどい代表世話人)
昔はケナルイような会話がおましたなぁ。
平安の時代から続く美しい日本語…“夜さり”
(サリは「近づく」意のサルの連用形から)
「夜になること、よる」…のことでヤス。
「竹取」や「源氏」等にも記述されテル、
こんな美しい日本語が忘れられて久しい。
もう死語になってしもうたンが悲しいね。
よさりだけ、ハッスルしてる、この息子
それにつけても難儀な事、多うオマンナァ−。
また、朝されば、夕されば…も同意語である。
夕されば門田の稲葉おとずれて…
偶(たま)には百人一首を繰るのも勉強(ベンキョ)になりまっせ。