雨に煙る六稜観梅会2009

六稜NEWS-090225
雨の大阪城梅林
雨に煙る六稜観梅会2009 reporter:谷 卓司(98期)
記念碑
今年の観梅会は雨に煙る梅見となった。朝方は、開催さえ疑問視されるほどのひどい降りだったようだが、所定の時刻には何とか小雨模様となってくれた。この ような悪天候の下で、残念ながら記念の集合写真は撮れなかったが、梅林公園記念碑前には、春の到来を待ちわびて80名近くの六稜人が集った。これは過去最 大の参加者数であったという。何とも皮肉なことといえる。 そもそも六稜と大阪城梅林との関係をおさらいしておくと、今を遡ること約36年前の1973年。創立100周年の記念事業の目玉企画として、880本の梅 の木を大阪市に寄贈したところから始まる。大阪市に公園局が発足したばかりのことで、当時、市が進めていた「花づくり公園」計画の第1号として、大阪城公 園に今の梅林が整備された。現在では、梅の木も1,200本に増え、市内屈指の梅どころとして定着しているが、実はこのような背景があって、われわれ六稜 同窓会では、毎年、この梅林を訪れ、先人の偉業を顕彰しているのである。
ロードトレイン
気温もかなり低かったため、すべての予定を30分繰り上げ、チャーターしたロードトレインに乗り込む。晴天下なら、そんなに苦にもならない距離ではあるのだが、今日のように足下の悪い状況だと、とてもありがたい乗り物であった。城内から宴会場のあるKKRホテル大阪のすぐ前まで、これで50人が移動できる。
木村事務局長と牛田さん KKRホテルでは、いつものように14階オリオンの間が準備されていた。木村市三(73期)事務局長の司会進行で開宴。乾杯の音頭は今年も最長老の牛田晴夫さん(46期)。御年93歳とは思えない…六稜人の鑑のような方。こんな風に年令を重ねられたら、と思う。
弁当
このあと、しばらく歓談。
歓談
金津さんと勝村さん
最後に、金津博直さん(59期)が「われらが同期の手塚治虫くんの『生誕80周年』でNHKが再放送の特番を組んでいる」ことを報告。また、パリから一時 帰国中の勝村義和さん(71期)は、定年後の遊学で佐伯祐三のパリでの足跡を訪ね歩いていること(六稜會報52号・山本会長「巻頭言」参照)、道中で出 会った現代美術家の中西繁さんが近く展覧会を開催すること、などを報告した。 その後、一同起立して校歌を1番から5番まで斉唱した後、来年の再会を約して閉会となった。いつしか雨は上がっていた。 来年の観梅会は2010年2月24日(水)開催の予定です。 ※なお、過去の参加者にはDMハガキによる案内があるので、まだ一度も参加したことの無い方は、今から案内通知の登録だけでも済ませておくことをお勧めします。詳しくは同窓会事務局まで。
Last Update : Mar.9,2009
Last Update : 2009年2月25日