2010年1月2日、110期全体での同期会が、北野高校近くのプラザオーサカで行われました。卒業以来初の学年全体での同期会でした。
今回の同期会の発端は、水泳部主将の竹村君が中心となって年に何度か開催されていた関東在住者の同期会(10~20名の規模)での会話からでした。2009年9月に前述のメンバーでバーベキューをしたのですが、そこで学年同窓会の話が出ました。この話の中でリーダーシップを発揮したのが津口君でした。彼は、秋田で社会人野球をしていたのですが、昨年野球を引退して東京へ転勤してきていました。彼は学生時代「リーダー」というあだ名であったほど幹事役に適任で、30歳という区切りの年に是非学年全体の同期会の話をしようという話が盛り上がると、その場で彼を中心に13名の幹事団が立ち上がりました。
幹事をする上で意識したのは、みんな仕事がある身なので、それぞれの仕事の負担にならない範囲で幹事業務を行うこと、また、業務を少しずつ分け合って一人一人への負担を軽減させることでした。学年全体という大規模な会の幹事は誰も経験が無く、開催までの4ヶ月間は試行錯誤で準備に取り組みました。
まずは、幹事間の連絡体制の確立。普段はそれぞれ仕事で忙しいため、連絡の徹底がひとつの課題でした。そこで活用したのがG-Mail。全員が毎日一回はそれを確認することにより、新しい情報の共有に努めました。
次に、とりかかったのは、住所録の作成。卒業以来、全く同窓会が開催されていなかったので、400名強の同期の住所を把握するのは一苦労でした。幹事で手分けして、期日を決めて各自の知り合いをつたって、同期の現在の住所、連絡先を捜索し、その方法で約250名まで情報を集めました。残りの人間については、同窓会名簿や実家への連絡等で確認し、最終的に400名中300名強との連絡を取ることができました。
幹事全員で集まった幹事会は計5回。毎回、進行のレジュメを作成し、テーマをはっきりさせ、議論ができるだけ脱線しないようにしました。幹事会の最後には次の幹事会までに各人がやってくることを示し、幹事が集まったときに話を一気に進められる下準備をしました。そして、議事録も作成し、話し合ったことの認識にずれの無いよう進めていきました。
幹事会では、会場の選定、人員掌握、当日までの必要準備、当日の流れなど様々な議論をしましたが、卒業から10年以上が経ち、30歳になったとはいえ、集まると気持ちは高校生のときのまま。体育祭や、文化祭などで、みんなでわいわいやっていたときと同じ雰囲気で、とても楽しい時を過ごしていました。何より幹事会後の飲みがみんな楽しみだったりして(笑)。
そして、迎えた同窓会当日。参加人数は173名と連絡がとれた人間の半分以上が参加という大盛況でした。見た目こそ昔と多少変化はあるものの、話してみれば中身はあのときのまま。津口君、中村さんの名司会もあり、会は大盛り上がりでした。進行は、久々の再開で積もる話もあるだろうということで、特にイベントを設けず、歓談に重きを置きました。はじめは3年時のクラスごとの席にし、途中で、関西在住者とその他在住者に分けて、新たなつながりができるようにしました。会を通じて、みんな本当に楽しそうで、3時間の1次会はあっという間に終わりました。2次会も同じホテルの違う部屋で行い、60名程度の参加でした。みんなの楽しそうな姿を見ることができて、幹事をしてよかったとひしひしと感じました。
この同窓会を通じて学んだことは、組織作りと、仕事の振り分けの大事さです。同窓会は規模が大きくなればなるほど、計画性も必要ですし、準備も大変です。でも、軸になる人間とそれをバックアップする組織さえしっかりできれば、大変ではなく楽しさの方が大きくなります。今後、同窓会を計画される方に少しでも参考になればと思います。
長々と書きましたが、こうして110期同窓会は大成功で終えることができました。また、何年後かみんなに会える機会が作れればなと思います。
最後に、この場を借りて、同窓会幹事、同窓会参加者、同窓会開催に当たってご支援をしてくださった方々にお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
Last Update : 2010年1月2日