六稜NEWS-100323
▲合格者の掲示を見上げる親子 |
reporter:谷 卓司(98期)
所用あって北野高校を訪ねたところ、正門前が異様な人だかりでした。それですぐ「そうか、今日は合格発表か…」と気づいたのです。
あいにくの小雨模様でしたが、新入生の来校を今か今かと待ちわびる上級生たちの熱気で、あたりには湯気さえ漂っていました。
運動部はそれぞれのジャージ姿で、ユニフォームのない文化部は制服姿で…手にはガリ版刷りのクラブの勧誘ビラを握りしめています。
新入生の確保は部の存続・発展をかけた生命線です。他の部に先を越されないよう…勧誘の声にも気合いが入ります。
「○○部をお願いします!!」「△△部はキミを待ってるぞ!」そんな声に混じって「イケメン男子1名確保〜」そんな黄色い声までが辺りにこだまします。
クラブ活動の低迷が叫ばれる昨今…北野だけはそれがウソのようです。それどころか、牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡をかけた、所謂「ガリ勉くん」の姿のほ うが見当たりません。これこそが、文武両道を地でいく六稜人の自然な姿なのでしょう。
この日は午前10:00から合格発表があり、ちょうど午後2:00から始まる合格者説明会の直前というタイミングでした。
なるほど、この時間なら…残念な不合格者に声をかけてしまってバツの悪い思いをする心配もありません。
嬉々とした面持ちの入学生を、どこまでも続く先輩たちの行列が迎え入れるさまは、いつの時代にも共通の「初々しさ」を感じさせてくれます。
今年も320名の入学者を迎えた母校…この子たちが、125期生としてわれわれの仲間になるのは、今から3年後のハナシとなります。
どうか、この3年間で、あなたの「六稜魂」が見つかりますように。
▲合格者320名の受験番号 |
Last Update : 2010年3月23日