「文武両道~北野ラグビーで培ったもの」
▲当日、ビデオレターで参加してくれた橋下徹さん(100期/大阪府知事)と 廣瀬俊朗さん(112期/東芝府中ブレイブルーパス キャプテン) |
六稜トークリレーを聞いて
65回目にして初めての参加になりました。まずは六稜会館という会場に驚きました。同窓会が管理しているそうですね。歴史のある学校であるからこそできる事。改めて北野高校の奥深さを思いました。
今回のトークリレーは、私の在籍したラグビー部のOBが3人講演いたしました。その一人、牟田至君は私の同期です。彼の高校時代は腰痛に苦しまされ続け ました。手術までしたほどです。しかし、ひたむきなタックル、センスのあるランニングとパスのスキル、確実なキック、とチームから最も信頼される選手でし た。卒業後は関西学院大学、サントリーとラグビーを続け、昨年度は監督として関西学院大学ラグビー部を51年ぶりに関西大学リーグで優勝に導きました。仕 事を続けながら偉業を成し遂げた彼は何を思い、信じて学生と接していたのか非常に興味を持っていました。
ラグビーのプレーの中で、彼が最も大切にしていたタックルをチームのプレースタイルの柱に持ってきた事は非常に面白く、考えさせられました。ラグビーは 有名な言葉でよく紹介されます。”One for all, all for one.” タックルはまさにその言葉そのものです。地味な一つ一つののタックルがトライを生み、生み出された得点はその一人一人の選手の信頼へ還元されます。
▲ビデオレター収録現場(知事室にて) 聞き手は松岡信道さん(111期/豊中市議) 特別秘書の河崎大樹さん(102期)も皆ラグビー部OB |
牟田君はこの柱をたてた事で選手からの信頼を得て、また選手同士でも信頼感が生まれ、真のいいチームがつくれたと言っています。 この話はラグビーのみならず日常生活でも応用され得るのではないでしょうか。
出席して下さった皆さんに、ラグビーの持つ魅力が伝わり、興味を持って頂けたと思います。
Last Update: Jul.3,2009