六稜トークリレー【第63回】reporter:中村典子さん@87期

ミニコンサート

「水資源の確保と食糧問題」新保義剛さん@87期

初めて六稜トークリレーに参加させていただきました。

あらら、会場1階にバンドメンバーらしき人たち、何だろう?と思いきや、トークの前にミニコンサートがあるとのこと。嬉しい驚きです。現役の吹奏楽部の皆さんが、心から楽しんで演奏されていたのが私たちにも伝わってきた素敵なひとときでした。皆さん、ありがとう。
新保氏の登場
さて、いよいよ新保氏の登場です。エジプト、ネパールに続いて今回はジンバブエと、農業世界では海外技術協力のプロとして活躍してきた彼の経験談に興味津々。

ジンバブエの経済破綻、来年ワールドカップサッカーが開催される南アフリカのこと、ODAの実態など、ひとつひとつが実体験に裏打ちされたリアル感に満ち たもので、さらに世界銀行の借款にみる「公平」への大きな疑問符や、援助が必要な本当の理由へと話しは展開していきました。そう、日々の生活を世界中の生 産物に頼っている日本にとって、世界平和は生きていく必須条件ですものね。そのことを改めて実感できたのも、この日の収穫でした。
日本の税金はアメリカの農民へ
でも外務省が次回にアフリカに小麦を提供する際には、アメリカ産の小麦を提供するときにも「日本」と書いたパッケージに入れて提供してあげて欲しいです ね。少なくとも産地のUSAマークよりも大きく「日本」と書いてもらわなきゃ。スポンサーの顔が見えない援助はNGなんですけど、お商売の世界では。

それにしても、この日の講師である新保氏は、世界の悪徳商人たちや辣腕役人と長年戦ってきたようには思えない、やさしい表情の実直な技術屋さんでした。

Last Update: Apr.14,2009

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