六稜トークリレー【第38回】reporter:新堂雄美(104期)

「迫り来る大地震に備えて」宗田奎二さん@71期

今回初めて六稜トークリレーに参加させて頂きました。私自身、建築設計デザインを仕事としていますので、今回の宗田さんの表題は大変興味がありました。最先端の建築構造の話題も期待していましたが、トークの中心はまさに“地震”についてでした。

いくつか記憶に残った点として、
「地震は自然現象で、それによる震災は人災であるということ」
胸にグサッと来る重い言葉でした。
より良い建物を計画し、快適な住まい方を提案していますが、それが人災になることが有り得るということ。改めて肝に銘じていきたいと思いました。

それから、活断層や大陸プレートがひしめき合う所に位置する日本は、身体に感じにくい震度1程度の地震は数秒、数分に1度というくらい頻繁に起きているそうです。いつ大きな地震が来てもおかしくないということですね。
大きな地震が来ても、人はその時の恐怖心や苦労をすぐに忘れてしまいます。もっと地震を身近なこととして意識し、心構えと準備をしなくてはいけません。
我が家でも再度、避難グッズの確認を行いました。みなさんも是非この機会に確認してみて下さい。

このトークリレーは今回で38回目。もう38回も開催されていたのかと驚き、今まで知らずに参加できなかった事を残念に思いました。ただ、若い参加者は少ないようです(初参加なのに・・・合ってるかどうかはわかりませんが)。
是非、若い世代にも諸先輩方の経験談を聞きに来て頂きたいと思いました。一度足を運ばれてみてはどうでしょうか?

Last Update: Mar.4,2007

 六稜トークリレー Talk Relay