六稜トークリレー 【第72回】2010年3月13日

岡本 裕さん@87期
OKAMOTO Yutaka
9割の病気は自分で治せる~おいしい患者にならないために岡本 裕さん@87期


大阪大学医学部卒、同大学大学院卒。卒業後約12年あまり阪大病院、市中病院、阪大細胞工学センターにて、主として悪性脳腫瘍(がん)の臨床、研究にいそ しむ。1993年、従来の医療・医学に疑問を感じ、臨床医をやめる。1995年、阪神淡路大震災をひとつのきっかけにNPO「21世紀の医療・医学を考え る会」を仲間と立ち上げ、健康情報を配信したり、健康セミナーを各地で開催したりする。2001年、本音で発信するウェブサイト「e-クリニック」をスタート。現在までに約2800名のがん患者さんに“おいしい患者”にならないようアドバイスしている。そのほか、仲間の医師やがんサバイバーらと協働で、未病の人たちを対象に、ウェブやセミナーなどで情報発信している。
著書に「9割の病気は自分で治せる」、「9割の病気は自分で治せる2」(中経出版)などがある。
もしも突然、この世から医者がいなくなり、薬がなくなってしまえば?…それは、それは、大変な事態です!? もちろんお困りになる方も少なくないはず。

ところが、ところが、そのいっぽうで、案外ハッピーになる方もけっこう多いというか…、実は皮肉なことに、むしろむちゃくちゃ多くの人が超ハッピーになってしまうことになってしまうとしたら…!
というのがトークリレー今回のテーマなのです。

「そんなばかな!」、そう、実に「そんなばかな!」なのです。

医者である僕のほうこそ、そう思いたいのは、やまやまなのですが。
ところが、ところが「世界最先端の医療技術を誇るアメリカで、1年間になんと10万人もの人が、実は薬の副作用で亡くなっている!」こんなとんでもない事実が明るみになってしまい、驚天動地、世界に衝撃が走ったのです。

という事実も仮にあなたが知らないとしたら、あなたはよほどおめでたい人と言わざるを得ません。たいへん失礼な物言いかもしれませんが、あなたは実にあぶない!
きっと早晩、気がつかないあいだに“おいしい患者”に仕立て上げられ、ひょっとしたらひょっとしてしまうことになるやもしれません。
そうならないためにも、とまれ、まずはぜひ、今回のトークリレーを(?!)と強くお奨めします。目からうろこ!確実に得すること100%請け合いです。


Last Update : Jan.21,2010

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