六稜NEWS-050409
「ある街角の物語」併設展について | |
六稜会館B1Fの「六稜ギャラリー」では、学校関係の展示(歴史的書物・六稜著名人の書画・手塚治氏画のイラストなど)と共に、当日の講演に併せて、講師 岡原進さんの貴重な報道写真9点と、成安造形大生による「ある街角の物語~DVDパッケージデザイン展」が展示されていた。中でも、とりわけ私の目を奪い 心を惹かれたのが、このパッケージデザイン展だった。
過去の諸々の古い作品が展示される中で、突然新鮮なものに出会った思いがして「現代」を感じながら、その作品世界の一つ一つに吸い込まれて行った。デザイ ン技巧のテクニックも素晴らしい。美術系大学で学習中の彼らだから当然とはいえ、1962年に作られたあのアニメを観て、20代の若者が何を感じ、自らの 作品にその思いをこめたか…も、一点づつに添えられている個々のメッセージから伝わって来て、とても興味深く愉しかった。 わたしたち世代が『ある街角の物語』から感じるレトロな「ほのぼのさ」より、彼らには「反戦」の思いが印象強かったのだろうか…それをどのように表現しようか?という点に力点を置いたように見受けられる作品もあったりで、有意義に楽しめた憩いのひと時だった。 |
Last Update: Apr.18,2005