第2幕
北野時代
北野に在学中は野球部にいました。3年時は主将も務めましたが、学生生活は完全に野球中心に回っていましたね。勉強の方はさっぱりでした。
入学と同時に入部して、入部するとまず玉拾いの期間がありまして、たしか3ヶ月ぐらいでしたか。その間は走って走って、とにかく走って、そして筋トレして 基礎体力をつけながら、玉拾いと雑用で部の秩序を学ぶ訳です。それから1年生は昼休みにグランド整備をしますので、早弁しなければならないんですね。毎日 3時間目が終わったらバーと弁当かき込んで、昼休みになると走ってグランドへ行きます。「走って行く」のが流儀で、歩いて行ってはいけなかったんですね。 今思うとかなり軍隊チックでしたが、懐かしくもあります。今はどんな感じになっているのでしょうね。
私はキャッチャーとして3年間プレーしました。一年先輩にキャッチャーがいなかったということもあって、幸運なことに、1年生の秋からレギュラーをやらせ てもらいました。それまでキャッチャーというポジションはやったことがなかったので一から勉強でしたが、監督や先輩にしかられながら、あーでもないこーで もないと試行錯誤しつつ練習しては試合に臨んでいました。私の代の通算成績は負け越しているのではないかと思いますが、どうでしょうね。間違ってたら同期 の仲間に怒られますね(笑)。
私の代は女っけがないと言うか、あるけどうまく結果に結びつかないというか、彼女のいる奴がひとりもいませんでしたね、3年間(笑)。でもこの3年間は忘れがたいですね。