関西文化サロンにて 「われりく」取材陣と会食 |
エピローグ
- 『舞い舞い虫独り奇術』は、明治時代の小説ですが、今の切り口とテンポとリズムで書いたつもりです。出版不況、活字離れの切ない状況ながら、老若男女に息 長く読んでいただき、あわよくば、何時の日か映像化や舞台化の機会があればと切望しています。
お目にかかったこともないのですが、朝日新聞で拙著をほめてくださった芥川賞作家の高城修三さんが直木賞に推薦してくださったと聞いた時は、ひっくり返る ほど驚きましたが、当然のことながら、5人(今回は男性ばかり)の候補作には入れませんでした。ご存じのように、『愛の領分』で藤田宣永さんが受賞されま した。
私なりに魂を込めた作品を評価してもらえたことは、夢のように嬉しいことです。次回作ですか? 暖めているものがありますが、いつ脱稿出来ますやら。でも、色々な人々に支えられ、励まされ、幸運に味方され、自分でも不思議な第二の人 生を夢中で歩いて参りました。「書く」という大事な夢を手放さずに生きようと念じています。
(編注:ピカピカモダンな大正時代の「新世界」が舞台だそうです…乞う、ご期待!!)
Update : Oct.23,2001